「魔笛」夜の女王のアリア


「未来記シリーズ」が続いていますが、これには理由があります。「参院選」 ある立候補者の決意でお伝えしたとおり、今夜(七夕)22時25分からNHKで保江邦夫氏の政見放送があります。どうしてもそれまでに今回の記事をアップしたかったからです。

日本全国の神社で「七夕神事」、各地域で「七夕祭り」が行われます(北海道は8/7)。今年の七夕は例年とはひと味もふた味も違うような予感がしますね~♪

『未来記』にそっくりなオペラ『魔笛』のストーリー②

秘儀オペラ『魔笛』の謎に満ちたストーリー

『魔笛」のストーリーもまた、決して単純なものではない。むしろ理解するのは困難だ。

タミーノ王子はザラストロという人物により、何かの通過儀礼を与えられる。偽善者の不当な力を滅ぼし、イシス、オシリスの神がタミーノの力に関与したことが謳われ、最後はタミーノに美と叡智の永遠の王冠を授けられることで終幕する。

もしもここで、タミーノ王子がテキストに指定された通り日本の衣装を着ていて、しかも日本人がそれを演じているのなら、観客はそこに日本人に対する特別な意味深長なメッセージを読み取ることになるだろう。

「魔笛」のテキストを書いたシカネーダー
魔笛06

ところが前述のように、ト書きには日本の王子であることを示唆しながら、舞台上ではそれは重視されなかった。

お気づきだろうが、モーツァルトが生きた18世紀、日本は鎖国をしていて、オランダを除くヨーロッパの国々とは交易をもっていない。そんな時代になぜわざわざ日本の王子という設定が考えられたのだろうか。そこに私は興味を持った。

私はモーツァルトに関する文献をできるだけ集め、調べはじめた。すると奇妙な形で、モーツァルトの『魔笛』そのものが解読を待つ「秘義オペラ」であることがわかってきたのである。

『魔笛』は初演当時、興業的には大当たりしたが、内容については辛辣な論評が出たようだ。

新聞は「観客から熱烈な拍手が舞台に向けられたが、残念ながらシカネーダーのテキストは、愚劣な信じがたいほどの茶番であった」とか、「その演出、装置、美術、歌手たち、そしてモーツァルトの音楽はほぼ完ぺきな成功を成し遂げた。ただひとつ、目的のはっきりしないそのテキストだけは、観客を惑わせ悩ませた」などと書かれている。

『魔笛』のストーリーは、観客には理解できないほど複雑で矛盾だらけであり、だれもその内容を理解できなかったというのである。この指摘は、実は今も変わらない。だが、その複雑さのなかに何かが秘められていることに気づいた人物もいた。

「文豪 ゲーテ」
ゲーテ

ドイツを代表する文豪、ゲーテである。彼はいう。

「多くの観客がその芝居を喜んでくれれば、ただ、それでよいのだ。事情に通じた人間は同時に、より高い意味を見逃しはしないだろう」

『魔笛』は、善であると思われた夜の女王が悪となり、女王の娘、パミーナをさらった悪のザラストロこそが、実は全知全能を知る賢者であったという、善悪逆転のストーリーである。

最初は観客のだれもが、娘の救出劇とザラストロの打倒を期待するが、ストーリーは途中から様相を変え、日本の王子が、その娘パミーナとともにピラミッドのなかで秘密の通過儀礼を通過した途端、夜の女王は奈落の底に落ち、日本の王子はイシス、オシリスの座に就くという不可解なものとなるのである。

イシス

実はイシスとオシリスは、フリーメーソンにおける秘められた最高神である。つまり・・・あえて短絡的な解釈をすれば・・・日本の王子がフリーメーソンの頂点をきわめ、奥義を知り、偽善を暴き、世界を救うということになる。

ちなみにこの通過儀礼がフリーメーソンの秘義を思わせることから、それを公にしたことでモーツァルトはフリーメーソンによって暗殺されたのだ、という噂も当時から流れていた。実際、モーツァルトは『魔笛』初演からわずか2か月後に亡くなっているのである。(次回へ続く) 「月刊ムー5月号」より転載

画像は ピラミッドの力(6/14)より

王の間

ハトホル02

「ハトホルの秘儀」と伯家神道(1/19)より

エジプト文明自体がシリウスからの来訪者によって作られたといわれています。また、白山神社の巫女様によって、【祝之神事】も元々はピラミッドの中で執り行われていた秘儀だと明かされます。(略)
ハトホルの秘儀というのは、紀元20年頃、青年イエスが当時エジプトの神官に仕える巫女だった【マグダラのマリア】のマリア相手に、「王の間」で行ったハトホルの女神に関連する通過儀式のことである。

そのとき、イエスは自分の身体から己の魂を解放して、マグダラのマリアの魂と共に「王の間」の壁に入り込み、互いの魂を重ね合わせることで≪覚醒≫したのだという。

その結果、人間イエスは救世主キリストとなり、その後の数年間多くの人々に奇跡をもたらしていった。(引用終了)

(こちらも参考に) アトランティスの心と【ハトホルの秘儀】