その後も治療は続き・・・
『転んで、右のお尻を強打したことはありませんか?』
『やっぱり、そうとしか思えない・・・』
と再三聞かれるも、一向に思い当たることはなく、きっぱり否定したむくでした・・・。
軒下の段ボールの中に住んでいたウチの野良猫親子にちょっかい出しに来る
いつもの野良猫を追い払おうとして、渡り廊下のところから落っこちそうになって、慌ててしゃがみこんだ拍子に右足の内側のくるぶしの辺りをサッシ戸のレールで、ザザ~っと強くこすって腫れ上がった跡は今もありますが・・・。
あの時には、おんぶしていた あしかせ3(三女)ごと落ちたら大変と思ったのだから、もう◯十年も前のことです。(むくの暗黒史より 笑)
その後も治療は続き、トドのように横たわるむくの周りを動き回り、右側から、左側から、頭上から手のひらを身体の下に差し込んで・・・じっと何かに聴き入るかのように。
するとまた、触れられている肩甲骨の下辺りではなくて、遥か離れた下肢や、反対側のひじが痛くなったり、脈打ったりしているように感じられるのでした。コレって何?
ただの気のせい?
毎回毎回それを口にするのは、なんだかおこがましく。それでも不思議感は強まっていくばかり。ことに、痛い方の右側の股関節の辺りではなく、左側の肩甲骨の下辺りを念入りに探っておられるのはなぜ・・・?
『バランスが大事なんです。』『ここに、前に転んであばら骨を打ったという跡が残ってる』『お腹のインナーマッスルほとんど使ってませんね』
あちゃぁ~むくの口にする訴えではなくて、むくの身体が発する訴えに耳を澄ませておられるということなのですか?
じゃ起き上がって、歩いてみましょうか
えぇ? 杖なしで?何にもつかまらずに歩く? む、無理!!
普段、右足と同時に杖をついて、右足にかかる負担を少なくして、背筋伸ばして歩くよう心がける。それは究極の選択だったつもりでいました。
でも、すっかり杖に頼るようになって、杖なしでは、気持ちも姿勢も不安定になって、ことさらに身体を左右に揺らしてバランスをとり、痛い方の足をひきずるという変形性股関節症特有の?歩き方になってしまうむくです。
ガバと身を起こし、高いベッドからすべり降りるむく。
あれっ今、ガバって起きた?いつもは、まず横向きになって左手をついてから、半身起こし、右手もついてよっこらしょと起き上がるのに・・・やっぱり、なにかが起こっている・・・
僥倖
『お父さん 終わったよ。見に来て!』『前よりずっとまっすぐに立てるようになったでしょ?』
『あら、ホントだ』『どうだし?』と父君登場!
↑盛り上がっているお二人をよそに、先程から、右足に体重をそっとかけてみていたむくでした。
「あれっ痛くない」「痛くないっ!!」あまりにも思いがけない成り行きに、頭の中が真っ白になりました。あのいつものおなじみの痛みがなくなっている・・・。右足に体重をかけると、大なり小なり必ずやって来たのに・・・。え、え、ななんで?
そもそも、右の股関節になんて、いっちども触れてさえいないですよね?
『ほんとに?』『ほんとにほんとなのがし?』 と半信半疑というか、『お世辞ぬきで良いだからし、ホントのところどうなんだし?』と猜疑心むき出しのTさんの様子には、「はい! ほんとに!!」と答えながらも笑ってしまいました。
むく自身が信じられないでいるんだもの、無理ないですよね。
【聖歌隊の天使たち むく にエールを送るの 図】
あぁ~でもさすがに、歩くのはなかなかに難題でした。
まず、深呼吸をしてから最初の1歩は左足で踏み出し・・・
左足を踏み出すには、右足だけで立ってる瞬間があってそれが怖い。
続く右足の2歩目はもっと怖い。今にもおなじみのヤツが戻ってくるんじゃないかと身構えてしまう。←もしかしたら心因性なのか?・・・ でしょう?(苦笑)
それにしても前はどうやって歩いていたんだろう。前の歩き方が正しかったのかと言われると全く自信など無いのだけれど。乞う正しい歩き方指導!! です。
してはいけないこと、した方が良いことはありますか?
↑ 痛み消失状態が長く続いてくれることを願ってきいてみたのです。
有るは有るは・・・(笑) 聞かなきゃ良かったっていうくらいあったのでした。
『まずは、1日の終わりに腰と首を冷やすこと。あちこち刺激してるから、きっと明日は筋肉痛になっていると思う』って!!
ただ、トドのように横たわっていただけのむくが、筋肉痛だなんて・・・ある? そのむくの周りを、回遊するマグロの如く動き回って、立ったりすわったりして施術しておられたまじない師さまが筋肉痛 っていうののほうがまだ理解できるって思った。(笑)
でも実際、翌朝はひどかったのでした。頭左半分、左足首、左足の付け根・・・他にも身体のあちこちが痛くて。それでいて、今まで痛かった右の股関節の辺りだけは痛くなくて、足もちゃんとつけるという不思議さ、そんな状態でも頭は変に冴え冴えとしている不思議さ(笑) 起きてしばらくするうちに、不快な症状が軽減されてホッとしたのでした。
だって、その日は、4月最終日、最終発送日だったんだもの。
それなのに1日のうちに、(むくのつまらないミスのせいで)2回ずつ郵便局と銀行に行く羽目になった時には思いましたとも。
今まで(神経が?血流が?)行き届いていなくて、休眠していた部分が稼働するようになったおかげで、脳に栄養が行き渡らなくなっているのではないかって(笑)
さらには、日常生活の留意点と食事制限・・・
血糖値スパイク、グルテンフリー この2つは、糖質制限の経験があったので、楽勝と思ったのだけど、さらに乳製品と果物もダメだなんて・・・
一体何を食べれば良いのっ(>。<) つづく
追伸 その1
そうそう、いろいろ書いているうちに思い出しました。
あれは15年以上前だったと思うのです。帰省して来る娘を夜遅い時間に1人でタクシーに乗せるに忍びなく、雪の残る夜道を駅に向かって歩いていた時、ブラックアイスバーンに気づかずに横滑りに転倒。しばらく起き上がれないくらいしたたかに打ったことがあったと。
本人も忘れていたようなことまでわかってしまうんですか・・・
なんておしゃべりなむくの身体(笑)
いやいやいや、↑そこではなくて、さすがまじない師さま
す、凄い!! 凄すぎ!! と言いたかっただけです(^^ゞ
追伸 その2
自分の身に起こっていることが不思議でたまらなくて、きいてみたのです。
「今していただいている施術にはお名前があるんですか?」
『基本カイロプラクティックです。そこに自分で良いと思うことを足していって、今は、かなり独自なものになっています。』
カイロプラクティック・・・確か父が受けていた。
まず【身体が柔らかくなる】石をまたいで立って、その後『身体が柔らかくなったなぁ~』と施術師さんが言うのを聞きながらマッサージを受ける って言っていたなぁ。(笑)
でも ↑では、むくの不思議体験の説明には全くなっていない。
検索して、あっちのサイトこっちのサイトと渡り歩きましたとも。
結果、いろいろな知識を得て納得できた部分もありますが、それでもなお残る不思議さ・・・
こうなるともう、むしろ宗教ですよね。
もしかして、イエス・キリスト はカイロプラクティックの施術者だったのではないかしらん??
と思い巡らしてみるむくです。(笑)
今後、むくのおもちゃ箱では、貴殿のことは、【龍神】さまと呼ばせていただこうと思います。ホントのお名前と音感が似ていて、なかなかにベストな選択でしょう?(笑)
ご笑納くださいませ。