この記事に書いた「事件」ですが、解決いたしました事をご報告いたします。
色々と皆さまにご心配頂いたり、同じ悔しい思いをしたお話を聞かせて頂いたり、どう対処するべきか一緒に考えて下さったり、そんな中で嫌な気持ちが薄れていきました。
愚痴を聞いて下った皆さま、本当にありがとうございました!
詳細はもう書きませんが、当店などでお会いした時にはまた、あれこれ聞いて頂くかも知れません![]()
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今回の件の渦中にいる時に、とあるブロガー様のブログでこんな記事を見つけました。世の中には様々な出来事があるんだなあ、高級店で堂々と高額の食事を楽しみながら、いったいどんな気持ちでいるのかしらと、思った事でした。
(Gossip Mademoiselle様、リンクさせて頂きました。ありがとうございます。)
悲報です。
先日、どうも詐欺にあってしまったようなんです。
無銭飲食詐欺です。
当日予約でとある男性が、(いわゆる)同伴の女性と来店しました。
その男性は、3、4年前に何度か来店した事があり、ワタシも記憶がありました。
なんでもパリで働いており、食にもわりと詳しいのかなと思う雑談を交わしてました。
今回は、年齢的(自称72才)にもう仕事は引退して、完全帰国で札幌に戻ってきたとのこと。
相変わらず饒舌で、パリや東京の有名レストランの話などを連れの女性に語っておりまして、カウンター席でしたので、折々にワタシの耳にも話は聞こえて来ました。
で、会計時、クレジットカードを出して、決済をしようとしましたら、カードがアカウントが無いと弾かれました。
「間違って使えない方のカードを持ってきてしまった。
現金は持ち歩かない主義なんで、また一人で食事に来てその時払うから。」
名刺なり下さいとお願いしたのですが、今は名刺も持ってないんだよーと明るく言って、「踏み倒したりしないよ!」と笑って同伴の女性とタクシーに乗って去って行ったのです。
翌日は定休日でしたので、明後日の来店を約束したのですが。
はい、ご想像通り、もちろん、男は来ませんでした。
ワタシとて、それは不安でしたよ。
でも、以前に普通のお客として問題無かった事実があり、まさか本当に踏み倒すだなんて、そんな不埒な人間が、我が店に来るなんて、思えなかったのです。
36年あまりの営業で無銭飲食なんて初めてです。
甘いと言われれば、それまでではありますが!
控えていた電話番号に電話しましたが、留守番電話になっており、折り返しもありませんでしたので、3日後に警察に届けでました。解決は期待できないかもしれませんが、被害は被害ですからね。
そして、5日後。店に電話があり、ススキノでお店をしているママさんからでした。
男の名前を言って、「わかりますか?」と。
ママさんも被害に合ったのだそうです。当店の名前は男から聞いたそうです。
男は、ウチの後、同伴女性とそのクラブか何かに行ったのですが、黒服に入店を断られたと。おそらく、同伴女性がウチでの会計の件を黒服さんに報告したのでしょうね。
それで、次に一人でママさんのお店に行って飲んでたそうです。ママさんも、彼の事は以前から知っていたらしく、会計をつけにしてしまったとのこと。
その後は、一度LINEで連絡がありましたが、それ以降は連絡してもなしのつぶてとなりました。
ママさんとワタシはお互いに許せませんんね!と話し合って、ママさんも警察に届けるようにお勧めしました。
2軒の店が被害に合っているのですから、他にもやっているか、またこれからも似たような事をするかもしれません。この記事をお読みになった他のお店の皆さまもどうぞお気をつけください!
本当に不愉快ですが、これはどうしたら防げたのかな?と考え込む日々です。
今回のような場合、本来ならカードの支払いが出来ず、他の決済も現金も無いという時点で110番をすれば良かったのでしょうか。客商売として決断が難しい所です。基本的にお客様は信じてますから。
でも、当店にご来店下さる真のお客さまなら、使えないカードを持って来たり、念のための現金を持っていないなんて事はあり得ないなと、改めて思いました。
次回はナイぞ!詐欺犯よ![]()
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