図書館の魔女 高い塔の童心
多様な都市国家の思惑が交差する海峡地域。その盟主、一ノ谷には「高い塔の魔法使い」と呼ばれる老人タイキがいた。歳のころ六、七である孫娘マツリカは、早くに両親をなくし祖父のもとに身を寄せている。ある日、タイキを中心に密談が開かれた。海を隔てた潜在的敵国・ニザマとの海戦に備えてのものだった。一方、マツリカは好物の海老饅頭の味が落ちたことを疑問に思い、その理由を解き明かそうとする。
国家の大計と幼女の我が儘が並行し、交錯していく……。(出版社情報より引用)
文庫全4巻からなる図書館の魔女に惹きこまれ、続編の烏の伝言にも取り込まれ、
この世界観の物語をもっと読みたいものと切望しておりましたが、今年の2月に
図書館の魔女 高い塔の童心がいつのまにか出ておりました、、、。
気づかなかった!と慌てて発注し、届いてむさぼり読みました。
続編というか、時間は遡り、高い塔の魔法使いタイキ老が活躍し、その孫マツリカは若干6、7才の頃の時代のお話でした。出来たら、図書館の魔女で登場した刺客キリヒトが登場する物語を読みたかったのではありますが、むろん、タイキとマツリカの情報分析への異能が語られる本書も大変面白く読みましたとも。特に先の2作ではタイキは既に引退しているので、いかに先代が偉大だったかと話に聞くだけでしたからね。本作で、動いて話すタイキ老にお目にかかれて嬉しいです。
タイキの血を引いて、幼い頃から発揮されるマツリカの能力。
マツリカが声を失った不幸な出来事。
タイキが孫娘にかける愛情や教育はあれども要職ゆえの多忙さもあり、マツリカは図書館の膨大な書物のみを友として、全世界の知識を吸収する日々と、その孤独。
国家の争乱を納めるため、世界中に人を派遣し、情報戦を戦うタイキ老ですが、孫娘の幼いマツリカは、海老饅頭の具に使う新鮮な芝海老が一ノ谷の魚市場から消えてしまった理由を探り、対策を立て、実行する鮮やかな天才ぶりをみせてくれます。
しかしながら、相変わらず、国語力の無さを痛感させられる読書となりました、、、。
捏造は、ネツゾウと読んでましたが、デツゾウとフリが付いており、本来デツゾウが正しいのですが、いつのまにかネツゾウと読む事が増えて、今ではどちらも使われるとか。
もたらす、という漢字「齎す」がこんな複雑だとか。
狷介ケンカイって、何となくこずるそうなイメージを持ってたのだけど、いや、孤高という意味を持つとか。
いかに適当に日本語を読んで来てるのか、全くお恥かしい限りであります。
漢字検定にでも挑戦しようかしらん
サクランボの仕込み
秋に作る事を予定しているガトーのために、アメリカンチェリーの砂糖煮を仕込みました。しばらくこれをやって無かったので、「サクランボの種抜き」を探し回りましたが、ようやく自宅の戸棚の奥で発見。種を抜いて、2日かけて砂糖煮にします。ビンに詰めて冷暗所に保存しました。秋までおやすみなさい~