ゴシゴシ洗うと、ニオイがきつくなります。 | 体臭 、ミドル脂臭、加齢臭、ストレス臭、口臭、足臭と20年間悩み続けた男からのアドバイス

体臭 、ミドル脂臭、加齢臭、ストレス臭、口臭、足臭と20年間悩み続けた男からのアドバイス

体臭、加齢臭、ミドル臭、ストレス臭に悩んでいたアラフォー独身男。
社会に出て20年間悩み続けました。体臭が原因で
コミュ障になって、何度も仕事を辞めました。転職しました。

エクリン腺から出る汗は、通常ニオイがありません。

汗をかいてそのまま放置していれば、
雑菌が繁殖してニオイが出てしまいます。

汗をかいたら、
すぐふきとる・洗い流すことで、
雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイを抑えることができます。

ですが、
体を強くゴシゴシ洗うことで、
ニオイは余計に強くなってしまうのです。

何回も洗うことでも余計に強くなってしまうのです。

「洗えば洗うほど、ニオイは余計に強くなる」

ニオイを抑えたいと思ってしていることが逆効果になってしまう
というショッキングな話です。


なぜ、ニオイが強くなるのかと言うと、

そもそも
人間の体には、様々な細菌がすみついてます。
よく聞く、善玉菌や悪玉菌もそうです。

皮膚にも同じように、様々な細菌がすみついています。

体の臭いを左右しているのは「細菌」です。
いい匂いを出すか、悪臭を出すかは、
どのような細菌が皮膚にすんでいるかで決まります。

いい匂いを出す細菌は、
「表皮ブドウ球菌」という細菌です。

健康な皮膚では、この細菌がほとんどを占めています。

この表皮ブドウ球菌は、
健康な皮脂膜が大好きで、
あなたの皮膚がしっとりとつややかとしているなら、
この表皮ブドウ菌が元気に暮らしいている証拠です。

表皮ブドウ球菌は、皮脂や汗を栄養として、皮膚上を弱酸性に保ちます。

逆に、黄色ブドウ球菌や真菌などは、悪臭の元をつくりだします。

皮膚に良い表皮ブドウ球菌が皮膚を酸性に保つことは、
アルカリを好む黄色ブドウ球菌やカビなどの繁殖を防ぎ、
皮膚のバリアの役目を果たしているのです。

だから、
あなたの体がよいニオイをするかしないかは、
この「表皮ブドウ球菌」が1個でも多く、優位に立っているのかで決まります。

それでは、
この表皮ブドウ球菌が
あなたの皮膚の上で元気でいきいきと暮らすことができるために、
どうしたらよいでしょうか?

それは、簡単です。
表皮ブドウ球菌を「自由にしてあげる」ことです。
皮膚にあまり手を加えずに「放任する」ことです。
表皮ブドウ球菌の力を「信じてあげる」ことです。


あなたが、
今夜さっとシャワーを浴びるだけで
約80%近くの表皮ブドウ球菌がいなくなります。
お風呂に入れば、90%がいなくなります。

しかし、10%でも残っていれば、まだ救いです。
残った表皮ブドウ球菌は、
必死の思いで、約24時間かけて、元の数に仲間を増やすのです。

しかし、
ここで体を「ゴシゴシ」とアルカリ性の合成洗剤を使って
「洗い過ぎた」らどうなるでしょうか?

表皮ブドウ球菌の99%は洗い流されてしまうでしょう。
ついでに、
菌のエサとなる大切な皮脂膜までも洗い流されます。

表皮ブドウ球菌が栄養失調でもたもたしているすきに、
アルカリ性の大好きな黄色ブドウ球菌やその他の雑菌が
ここぞとばかり繁殖してくるのです。

その結果は最悪です。
雑菌が角質や垢を食べまくって、
まさにニオイのカーニバルとなるのです。


では、どうしたらよいか?

そこで、
表皮ブドウ球菌を保護しながら、
体の汚れを取る「洗い方」が大切なのです。

ゴシゴシ洗わなくても、汚れが落ち、
なおかつ、
表皮ブドウ球菌が残る洗い方をこころがけることです。

私がお奨めするのは、

石鹸で優しく手で洗うことです。


顔を洗うのと同じように、石鹸をよく泡立ててから
優しく洗います。

背中は洗いづらいですが、
ストレッチだと思って手を後ろに頑張って回して洗っています。

この洗い方は、
体臭を改善したいと思っている私にとって、
かなりの効果がみられました。

ナイロンタオルでゴシゴシと洗ってた以前と比べると、
皮脂の量が減少したのが目に見えて違います。

日中の皮膚のべたつきも違います。

私は、30代後半のミドル脂真っ盛りですので、
皮脂の分泌量が多いうえに、
生活習慣も悪いので、

より効果がはっきり出ました。

皮脂の分泌が少ないと、
雑菌が繁殖する条件の1つ
「栄養」が減少するので、
ニオイも減少しました。

体をゴシゴシ洗っている
ワイルドな方には、
ぜひ、この洗い方をしてみてください。



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