美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。
こんばんは
コーチ、セラピスト、先生業専門
Web集客・起業プランナー伊倉一馬です。
冒頭の言葉はアップルの創設者、スティーブ・ジョブズの言葉です。
ライバルと「比較」で競争するのでなく、「独自の価値」で勝負しろ、というビジネスの本質を述べた名言ですね。
ジョブスは、まちがっても、iPhoneのボタンを他のスマホのように、たくさん増やそうとしたり、TV付きの携帯を作ろうとはしなかったんですね。
あくまでもシンプルにこだわった。
「数や量」でライバルより凌駕しても、それはいつか追いつかれ、追い抜かれてしまうものです。
私がお弁当のケータリング会社を経営していたころの話。
商品開発について、例えばボリュームや品揃えをライバルより、多くすることを目指していました。
でも多くしても多くしても、一時的にライバルに勝つ事はできても、すぐにどこかのお弁当屋に追いつかれてしまうんですね。
なので本当に勝負すべきところ、お客さんが望んでいるものは、別のところにあることに気付きました。
それは
「女性目線のセンスのいい盛りつけ」
「冷めても美味しい新潟コシヒカリのご飯」
「お届け時間の正確さ」
だったんです。
ウリ・強みというなら、そこに徹底的にこだわりました。
USPの産みの親、ロッサー・リーブス氏はUSPを次のように定義しました。
1.お客様に対し、意外なメリットがあること。
2.ライバルが「しない、できない、やらない」独自の売りがあること。
3.お客様を惹き付ける「常識破りな魅力」があること。
つまり USPはお客さんにとって
「私に何をしてくれる?」
「ライバルとどう違う?」
が一瞬で伝わるものでなくてはなりません。
ビジネスにおいて、「差別化が大事」とはよくいわれます。
しかし、ただ、違いをただ強調する「差別化」よりも、「意外性」、「独自性」「常識破り」を考えていくことのほうが、本当は近道かもしれませんね。