2019年5月25日 倉知農場作業記録
こんにちは、1年の伊田です!今回は5月25日に倉知農場さんへ作業に行ったのでその報告をさせていただきます。
この日のメンバーは、4年のりしゅ1年の伊田、奥村です。
この日の作業は田植えでした。田植作業の中で主に3つの作業を3人で交代しながら進めていきました。田植作業の作業過程の順を追って3つの作業を報告させてもらいます。
1つ目はビニールハウスで育てた稲の苗を根切りネットからはがす作業です。

写真を見ての通り、ビニールハウスの中で稲をネットの上で育てています。田んぼに植えるまで稲はビニールハウスで成長させます。この時使用する容器は苗箱と呼ばれ、いくつものくぼみがあり、底には切れ込みのような穴が開いています。このくぼみに土と稲の種を入れた苗箱を、根切りネットと呼ばれるネットの上に置いて稲を成長させます。このことにより稲がネットを介して地面に根を張るので、成長した稲を苗箱ごと回収する際にネットが土を払い落としてくれます。

ネットから引きはがす際に根っこまでちぎれてしまいますがそれは問題ないとのことでした。稲って生命力が強いですね!はがした苗箱は72箱を1セットとして軽トラックに詰め込みます。

この軽トラによって稲は田んぼまで運ばれていきます。

写真の機械はシャトルと呼ばれる水撒き機です。ビニールハウス内にはレールが敷いてあり、この機械がその上を通っていきます。ボタンを押すと自動で撒いてくれる優れものです。
2つ目の作業は稲を田んぼに植えていく作業です。いわゆる田植です。この作業では倉知さんが操縦する田植え機に一緒に搭乗させてもらいました。先程の作業でトラックによって運ばれてきた稲の苗箱を、田植え機に装填していきます。装填し終わったら田んぼに稲を植えていきます。田植え機によって、装填した苗箱に入っている稲がどんどん田んぼに植えられていき、空となった苗箱が戻っていきます。僕たちは田植え機によって消費される苗箱をストックから補充することと、帰ってきた空の苗箱の回収を手伝わせていただきました。

今回僕たちが体験した田植えはポッド式というものでした。倉知農場さんでは2つの田植え方式を採用しており、1つが先程のポッド式、もう1つがマット式というものです。

マット式の苗箱

ポッド式の苗箱
写真を見て比較すると、ポッド式は稲が一つ一つ独立しているのに対してマット式は、仕切りのない苗箱を使用しています。マット式はこの苗箱に稲の種を植えていきます。両者には利点と欠点があり、倉知農場ではそれぞれの利点を生かすように田植様式を田んぼごとに区別しているそうです。お米の収穫量を高めることを目的とする場合はマットを使用し、お米の品質を重視する場合にはポッド式を採用しているそうです。お米作りの話を聞けば聞くほど田植えの奥深さを感じることができました。
こちらは今回使用した肥料です。この肥料は田植え機にセットすることで植えた稲に直接的に作用するように撒いてくれるそうです。16-12-12は肥料の構成成分の分量比を表しており、左から窒素―リン酸―カリだそうです。田んぼには田植前に肥料を撒いているそうなのですが二次的にこの肥料を撒くことで稲一本一本に栄養を渡らせることができるそうです

こちらが今回使用した田植え機です。倉知さんは田植え機を2台持っておられ、ポッド式の田植機とマット式のものを1台ずつ所有しているそうです。写真はポッド式のものです。
田植え機はデリケートな機械なので6シーズンサイクル、つまり6年周期で新しい田植え機を買い替える必要があるのだとか…そのうえ1年のうちに田植え機を使用する期間は1週間しかないそうです。このことを考えると、いかに米作りが大変なもので、手間暇やお金がかかっているものなのかを身に染みて実感できました。
3つ目の作業は、2つ目の作業で回収した空の苗箱を洗浄し乾かす作業でした。こちらの機械を使用して洗浄していきます。

in

out
機械の手前の穴に汚れた苗箱を入れていきます。すると奥の穴から洗浄された苗箱が出てきます。ハイテクですね!
この日は風が強く、洗浄し終わった苗箱を重ねて置いておくと風に飛ばされ田んぼに落ちてしまい再度洗う羽目になりました。倉知農場の周辺地域では5月は風が強く吹くのが当たり前なのだそうです。風に加えて、日差しも強く1日で肌がすごく焼けてしまいました。田んぼの水も干上がりそうな勢いで蒸発していました。いや~あつい!
以上が主な作業でした。
お昼ご飯には倉知さん作のカレーとサラダと、ホタテともやしの炒めものを頂きました。カレーにはたくさんの具材が入っており、倉知農場自家製のトウモロコシも入っていました。どの料理もおいしく幸せなお昼を過ごさせて頂きました。

夜には中華料理屋さんでご飯をごちそうになりました。倉知さんのご親戚のお店でした。出てくる料理みな絶品で久々の中華についつい食べ過ぎてしまいました。
倉知さん本当にごちそうさまでした!
今回の作業では改めてお米のありがたみを実感することができました。いつも何気なく食べているお米は、農家さんが大変な思いをして作っており、米の特性によって植え方を変える工夫を施したり新たな田植様式を試してみたりと試行錯誤の上で出来上がっているのだということを知ることができました。また、お米を作るのにかかる費用は計り知れないものだということも初めて知ることができました。
倉知さん、今回も貴重な体験をさせていただきありがとうございます。お忙しい中大変お世話になりました。これからもよろしくお願いします。