社交不安障害を抱えていると、
どうしても「普通に振る舞えない自分」を隠すことに、
必死になってしまいます。

私も、他人の視線が怖くて、
常に「正解の表情」を探しては疲れ果て、
結局は一人でいることを選んできました。
豆腐のようなメンタルを守るためには、
殻に閉じこもるしかなかったのです。

しかし、ある時、
勇気を出して
自分の弱さをそのまま
他人に言葉にしてみたことがありました。
相手に引かれるのが怖くて震えましたが、
返ってきたのは、
「実は、自分もずっと同じだった」
という静かな告白でした。
完璧な自分を見せようとしていた時は、
誰とも本当の意味で
繋がることができませんでした。

けれど、
不完全で傷つきやすい「素の自分」をさらけ出した瞬間、
皮肉にもそこに深い共感と、
絆が生まれたのです。
強がっていた頃よりも、
今のほうがずっと、
心が安定しているのを感じます。

友情とは、
お互いの欠落を埋め合うことではなく、
お互いが抱える不完全さを、
「それもその人の一部だ」
と尊重し合うことで磨かれるものなのだと、
今の私は思っています。
孤独の先にあったのは、
同じ痛みを知るからこそ、
適度な距離感でいられる、
心地よい関係でした。

自分の弱さを認められた時、
人生の停滞は終わり、
本当の人間関係が動き出すのだと信じています。