強く気にしているためにうまくいかなくなっているだけです！

先日、『“不安”がスポーツ選手生命を奪う！？ 』という記事の中で、ボールを投げることを気にすると、うまくボールを投げることができなくなるという話を書きました。

どんなことでも、あることに対して「ちゃんとできるだろうか」と強く気にしてしまうと、そのことがうまくできなくなってしまいます。

あがり症も同じです。
「また、あがらないだろうか」と強く気にしているからあがってしまうのです。

難しく考える必要はありません。
強く気にしているためにうまくいかなくなっているだけです。
気にしている期間が長ければ長いほど、気にする強さが強くなっていきます。ですから、アガリがひどくなってしまうのです。

問題は、「どうやって気にしないようにするか」です。

どうしてアガルことを気にしてしまうのですか？
自分自身が「アガルことは情けない」と思っているからではないでしょうか。
もし、「アガルことはスゴイことだ」と思っていれば、アガルことなど気にならないと思います。
もし、あがったとしても苦しみにはならないと思います。

苦しみをなくしていくには、アガルことに対しての自分自身の考え方を変えなければいけません。
「アガルことは情けない」と思っている限り、苦しみがなくなることはありません。

そのことに対する自分の思いを変えることは不可能なことではありません。
それまで嫌いだった人を、何かのきっかけで好きになってしまうということもあるのではないでしょうか。

アガルことを客観的に見ると、
顔色を赤く変えることができる
声が震わすことができる
手足を震わすことができる
ドキドキさせてくれる

などスゴイパワーを持っていて、不思議な現象を起こすことができるのです。
ですから、アガルことは本当はスゴイことなのです。

このように、アガルことに対する思いを変えていってください。
自分がいちばん思いを変えやすいやり方で、アガルことに対する思いを変えていってください。

思いを変えていく時に大事なことがあります。
心の底から思いを変えていくようにすることです。表面だけの思いならば変えることはできません。逆に、アガルことに対する意識が強くなってしまい、前より強く気にするようになってしまいます。

大事なことは「どうやって気にしないようにするか」であることを忘れないでください。