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何をしようかなと考えてる人は
迷わずこの映画をご覧下さい。
それは
「ALWAYS 三丁目の夕日’64」です。
今回がシリーズ3作目。
原作は西岸良平。山崎貴監督作品です。
東京下町を舞台に、そこで暮らす人たちの人間模様を描いています。
物語は昭和39年。
東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催されました。
NHKでは「ひょっこりひょうたん島」が放送開始。
カラーテレビが初めて発売された年でもあります。
姫路城は昭和の大修理を終え、白亜の天守を現しました。
日本という国が最も元気だった頃です。
ちなみに私は、小学3年生でした。
あらすじ
昭和39年(1964年)。オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていました。
小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は、ヒロミ(小雪)と結婚し、東大を目指す古行淳之介(須賀健太)と3人で仲良く生活しています。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。
淳之介は茶川に内緒で、コッソリ何かを書いています。
茶川は「冒険少年ブック」の新人小説家の作品に人気を奪われつつあり、スランプに陥っています。
そんな時、茶川に「父キトク」との電報が・・・。
一方、鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、エレキに狂う一人息子の一平(小清水一揮)、住み込みで働く星野六子(堀北真希)が暮らす鈴木オート。
六子は、毎朝おめかしをして家を出て行きます。
それは、ほのかに恋心を抱く、医者・菊池孝太郎(森山未來)と、朝の挨拶をかわすためでした。
ところが菊池が超がつくほどのプレイボーイと聞かされて・・・。
物語は、茶川家と鈴木家の、それぞれの家族を中心にすすんでいきます。
両家は、全然別の問題を抱えながら、昭和39年という時代をベースに
微妙にからみあっています。
笑いがあり涙があります。
大したストーリーがあるわけではないのに、いつの間にか泣かされていたりします。
様々な事情を駆使して「泣かせる」技術は、素晴らしいものがあります。
泣かせる伏線が随所に仕掛けられてあり、
感動を与えるドラマとは、かく書くべきだというシナリオのお手本です。
ただ相変わらず、誰が主人公か判断がつきかねるきらいはありますが・・・。
人には・・・。
人の生きる道には様々な進路があります。
別の方向に行けば、豊かな将来が約束されているのに
人は、なぜお金にならない棘の道を選ぶのでしょうか。
その答えがこの映画の中に見えるかも知れません。
大いに笑って
大いに泣いて下さい。
昭和39年を知っている方は、大いに懐かしんで下さい。
お薦めですよ。