寒くなってきましたね。
寒い時はなぞなぞで頭を働かせましょう。
寒い時に頭を使うと、ボケ防止にもなります。
それでは問題です。
問題「食べると安心するケーキはなあに」
今日は、食べるということに関する話題です。
2月5日に父の25回忌の法要があり、大勢の親戚に集まってもらいました。
その時、お寺の御住職から貴重なお話をお聞きした。
以下、簡単に要約します。
それは
最近の大人は、ものを食べる時に黙って食べ始め、
食べ終わっても、黙って食べ終わる、というものです。
食べる前は手を合わせて「いただきます」と言い、
食べ終わったら手を合わせて「ごちそうさま」と言う。
簡単なことなのに、出来る人が少なくなってきた、という。
こんな幼児でも言える言葉が、どうして大人になると言えなくなるのでしょうか
この二つの言葉の中には、
とても深くて大切な意味が含まれています。
ものを食べる前になぜ「いただきます」と言うのか分かりますか
人間が食べる動物にも植物にも、全て命が吹き込まれています。
動物も植物も、人間に食べられるために生まれてきたわけではありません。
それを人間は、自らの命を長らえるために食べます。
「あなたの命を貰い、私の命とさせていただきます」
と、いう感謝の意味の「いただきます」です。
前の言葉が省略されてしまって「いただきます」という言葉だけが残ったのですね。
では「ごちそうさま」はどうでしょうか
ごちそうの「馳走」という言葉の前後に「御」と「様」という丁寧語が二つも入っています。
それほど「馳走」という言葉に敬意を表しているのが分かります。
「馳」も「走」も食材を連想させる言葉ではありません。
「馳走」という漢字の成り立ちを考えると、「走って馳せ参じる」となります。
あなたが食べた食事は、いったい何人の手によって作られたか分かりますか
お百姓さんや漁師さん、配送の人、お店の人、料理人・・・。
あなたの食事のために、大勢の人が東奔西走しながら働いているのです。
その労働に対して感謝と敬意を表するために「御」と「様」がついています。
万物の命に対しての感謝。
食事に携わった人々に対しての感謝。
要するに食前食後の感謝の意を忘れないように、ということなのですね。
忘れていた人は、今から実行してみて下さい。
もしかしたら、いいコトがあるかも、です。
法事のあとは、新舞子にある「舞子館」で食事しました。
お正月に食事に訪れた店です。
新舞子界隈には、たくさんの料理屋さんがありますが、
私の個人的なリサーチによると、
料理に関しては、この舞子館がいちばんです。
写真は、ほんの一部です。
食べるのが忙しくて写していませんが、
あとからあとから料理がでてきました。
圧巻は、土鍋の中で焼かれた牡蠣です。
来た時は、山のように積まれていましたが、
残念ながら写真では4つしか残っていません。
超おいしかったので、これも写すのを忘れていました。
それから
皆さん、前述のお話を聞いたばかりでしたので、きちんと
「いただきます」
「ご馳走さま」
と言っておられました。
最後になりましたが、なぞなぞの答えです。
安心する(ホッとする)ケーキだから、
ホットケーキ
です。
食べる前後は、きちんと感謝の意を表わしましょう。