CBITキダメソッドセッションを体験した栃木県の小3男子君のお母さんから感想文をいただきました。
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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
幼稚園の頃からテレビに「うん、うん」と声を出して相槌を打っていました。
小学1年生の頃、咳払いを頻回にするようになり、小児科を受診しても咳払いは風邪では
ないと言われるだけで、この時までチックとの認識はありませんでした。
その後、カエルの鳴き声のような音を出すようになり、チックかもと調べ始め、小児科で相談してチックだと分かりました。
音声チックが主でしたが、学校では出ておらず、家で増減を繰り返しながら3年生までは様子観察で経過していました。
3年の秋ごろから、家以外でも色々な症状が出てくるようになりました。
学校で静かにしないといけない場面で音声チックが出て、友達にうるさいと注意されたことから本人も気付きがあり、「これは病気なのかな?病院に連れていってほしい」と言われました。
◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
小児科では、今は様子観察で、ひどくなったら大学病院を紹介すると言われました。
2秒に1回の頻度で出る音声チックに本人も家族も疲弊し、静かに見守ること以外にでき
ることはないのだろうかと調べる日々でした。
投薬治療による副作用の影響も知り、薬以外でできる方法はないかとCBITに辿り着きました。
CBITが有効だと書かれている文献も拝見し、年齢的にも今受けさせたいと申し込みました。
◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、
成果があれば教えてください
申し込みからセッション開始まで2か月あったので、その間にできることを木田先生に教
えていただきました。
呼吸法を一緒に行い、セッション開始までにひどかった音声チックがほとんど出ない状態にまで落ち着いていました。
セッション3回目で、落ち着きのないソワソワした行動も気になっているとお話したら、これもコントロールできると知り驚きました。
元々真面目な性格なので、宿題にも意欲的に取り組めたと思います。
気分が乗らない時は今やることの必要性を話し、改善していることを伝え、ご褒美プログラムの話で楽しい気分にさせながら毎日取り組みました。
◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください
数値化することで徐々に改善している様子が分かり、CBITを受けることができて本当によ
かったと思いました。
本人のチックに対する気付きが薄いこともあり、親子でチックの話ができるようになったことも良かったです。
本人も木田先生に出会えてよかったとセッション終了後に話していました。
行事の前後にチックが増加する傾向も分かり、その対策も教えていただいたので実践していきたいです。
◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックがあることで不安を感じている全ての方にお勧めしたいです。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいこと
などあればご自由にお書きください
音声チックがひどくなってからは、登下校の時にも聞こえる音に涙し、このままこの子は
どうなってしまうのだろうと親の私が勝手に人生にも絶望していました。
幸い、担任の先生は理解があったので、学校ではうまく他の子にも話してくれたようですが、学校以外の学童や習い事では大丈夫かなと心配する日々でした。
周りの目も気になり、外出もほとんどしなくなりました。
CBITを知り、木田先生のブログを読んで、希望を持つことができるようになりました。
実際にセッションを受けて、あの時必死になって探して、木田先生に巡り合えたことに本当
に感謝しています。
今では家族で出かけることも楽しんでいます。
子供の将来にも希望を持ち、呼吸法を続けながら、やりたいことを思いっきりできる人生を歩んでほしいと願っています。
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木田のコメント
栃木県の小3男子君です。
お申し込みの時点では音声チックがかなりあったとのことでしたが、セッション開始までにやっておいてくださいとお伝えしていた音声チックを止める呼吸法が功を奏したようで、セッション開始時には音声チックはさほど気にならない程度になっていたようです。
セッションを開始した後も順調にチックは減っていきました。
セッション開始時のチックの総量を10とした時の、セッション2回目以降のチックの量のお母さんによる評価は以下です。
10→4、3、3、2、2、1
セッション開始時にはすでに音声チックがかなり減っていましたので、お申し込み時の総量は15とか20になるのかもしれません。
セッション最終回には咳払いとソワソワが最後までわずかに残った感じでした。
キダメソッドではソワソワと落ち着きなく身体が動いてしまうのも衝動に基づくチックの一種としてチック階層表に書き込むことにしていまして、多くの場合呼吸練習を熱心にやってもらうとゼロにはならないまでもかなり落ち着きが出てくるようになります。
栃木の小3男子君の場合も、セッション2で9あったソワソワが、セッション8では2まで減っています。
私はソワソワや怒りの衝動は、チックの衝動と根っこで繋がっているという仮説を持っていまして、いわゆる多動との関連も学者さんや医師の先生方が解明してくださったらありがたいなあと常々思っています。
小3男子君のチックがとても良くなったのは彼の非常に熱心な日々の練習の賜物であるのは間違いありません。
CBITキダメソッドはやったらやっただけの結果は出てくると言ってよいと思っています。
読書量がすごくてすでにメガネをかけている小3男子君ですが、集中力もすごいらしいので、暗いところでは本を読まないようにして目を労りつつ、トゥレットとして持って生まれてきた頭の回転の速さと集中力を活かして、東大にでもハーバードにでもぜひ行ってほしいものだと私は考えているのでした。
でわ
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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください
トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。
具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。
もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。
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