CBITキダメソッドセッションを体験した山口県の小5男子君のお母さんから感想文をいただきました。
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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
思い返せば、小1の頃からチックが出始めました。
しかし、どれも小さな軽度のものだったので(唇を舐める、目をぱちぱちする、鼻を膨らます、など)、よく言われる無視して見守ることをしていました。
ちょうどコロナ禍でマスクをするようになり、顔チックも目立つことなく、周りに気づかれることはありませんでした。
しかし、小3の頃に息を大きく吸うチックが出てきて、本人も苦しく私にいつ治る?いつ?と聞いてくるようになりました。
ほかにも様々なチックが出ては消えを繰り返すようになり、小児科に相談、しかし、どのチックも軽度なもののせいか、「ほっといたらよくなる、1つなくなっても違うのが出てくるから、気にしないように無視して。そのうちなくなってるよ。」と言われるだけ。
それができたら相談には行っていないのに不安が増すばかり。
医師にも頼れず、どうすればいいんだろうと不安と恐怖に押しつぶされそうになりながら、ネットでチックのことを調べまくる毎日でした。
小4までは出ては消えを繰り返す状態でしたが、全く何もない期間もありその期間も長めでした。
◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
ネットで調べているうちに、チックは薬も治療法もないことを知り、絶望していました。
そんな時、木田先生のブログに辿り着きCBITを知りました。
希望の光でした。
息子のチックがひどくなってきたらCBITを受けようと考えるようになりました。
そんな時、小5になった息子は顔面チックも強くなり、小刻みに息を吸う、そして咳払いまで出るように。
どんどんチックが強くなり出ない期間は無くなりました。
CBITを受けるのは今ではないか思いましたが、強くなってきたとはいえ、息子のチックはそこまで酷いものとは思いませんし、まだ早いのかもしれないとも思っていましたので木田先生に相談しました。
「CBITが一番効果を発揮する小学生のうちにチックに対抗する方策を学んでおくのは、とても強い生きる武器を持つことになる」という言葉に私の心も決まりました。
◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
まずはセッションを受けるにあたり絶対必要な告知が私にはどうしてもできず、木田先生にお願いしました。
息子はショックを受けるのではと心配しておりましたが、木田先生の告知に納得してむしろホッとしたようです。
どうしても止められないのはなんでなんかなってずっと思っていたと夫に話したそうで、本人も辛かったのだと改めて気づきました。
チックのことを本人が知り、これまでタブーになっていたチックのことを話せるようになり、お互いの気持ちがとても軽くなりました。
「あ、今チック出たね」と今では笑って話せるほどです。
チックはコントロールできるんだと息子も私も知ることができ、息子も呼吸練習などを頑張れたようです。
◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください
セッション回数を重ねるにつれ、少しずつでしたが効果が見られてきて、5回目からが一気に減ってきました。
呼吸練習を重ねるうちに衝動が落ちるのがどんどん早くなっていきました。
セッション前と後ではかなりの違いがあり、効果に驚くと同時に本当に受けてよかったと思いました。
息子は1週間、習い事で埋まっていて、そんな忙しい中でも呼吸練習はほぼ100%やっていたので、息子本人も効果を感じているのだと思います。
◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックがあることに不安、絶望感を感じている方みなさんにお勧めしたいです。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
子も親も不安で押しつぶされそうになっていると思います。
私もそうでした。
そんな時にCBITキダメソッドに出会い、本当に救われました。
息子もそうですが、親の私の方がより救われた気がします。
毎日毎日、息子のチックを見て、涙を流す日もありましたが、CBITのことを知った時どれほど嬉しかったことか。
木田先生の言われる武器を息子は持つことができました。
チックのある子たち、親御さんたち、皆さんに希望の光はあると伝えたいです。
チックが完全に消失することはないかもしれません。
しかし、社会生活に支障がないレベルを保てるようにはしたいと思っています。
チックのせいで、夢や希望を失ってほしくありません。これからも息子と共に頑張っていくつもりです。
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木田のコメント
山口県の小5男子君です。
初回セッションの時からさほどチックの症状は重くはありませんでした。
困り度が低かったせいもあり、4回目あたりまではあまり熱心に拮抗反応を入れていなかったようでしたが、拮抗反応をしっかり入れていく練習に集中するようにしてもらった5回目のセッションあたりからチックが明らかに減りだしました。
初回セッション時のチックの総量を10とした時の、セッション2回目以降のお母さんによるチックの量の変化は以下です。
10 → 10、10、7、5、3、4
最終セッション時に4に増えていますが、チック自体は鼻の穴を広げると軽い咳払い程度で、こちらから見ても重症度は十分に低くなっていました。
呼吸練習は毎日100%のレベルで熱心にやってくれていたので、セッション時の衝動の落ち方も早くなっていきました。
将来はプロのサッカー選手になるのが夢で、クラスでも明るいムードメーカーだという小5男子君、CBITのテクニックはしっかり身についたと思うので、チックに邪魔される事なくサッカーや勉強に頑張ってください!
でわ
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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください
トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。
具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。
もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。
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