リストウォッチでチックを消せるようになるのか!?① | てつおのチック、トゥレット、CBIT(シービット)キダメソッドのブログ

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チック、トゥレットのための日本CBIT(シービット)療法協会代表 キダメソッド

数日前、Current Biology(カレント・バイオロジー)という

 

米国の生物学の学術雑誌に

 

英国のノッティンガム大学のモレラ・マイケズ他による

 

電気刺激でトゥレットのチック症状を劇的に削減することができる

 

という論文が掲載されました

 

カレント・バイオロジーという雑誌は

 

20年前に創刊したまだ若い学術雑誌ではありますが

 

生物学の世界ではそれなりの位置を占めている雑誌のようです

 

ノッティンガム大学は英国では堂々たる権威を誇る大学なので

 

この論文の内容は、少なくともなんちゃって論文みたいなものではない

 

とは言えるのではないかと思います

 

ただ、脳神経生理学分野の論文がなんで生物学の雑誌に??

 

という疑問はあります

 

他の医学関連の学術雑誌には査読で通らなかったのか

 

あるいはカレント・バイオロジーが神経生理学分野でもそれなりの権威があるのか

 

そこらへんはよくわかりませんが

 

とにかくどんなことが書いてあるのかを見てみましょう

 

 

 

 

上が論文の表紙です

 

表紙のさらに前にもう1枚表書きみたいなのがあって

 

そこに「手短に言うと」という文章があります

 

それによると

 

モレラ・マルケズらによると

 

身体の動きの抑制に関わる脳波は

 

リズミカルなパルス波で

 

正中神経を電気的に刺激すること(正中神経刺激 MSN)

 

によって

 

効果的に同調させることが可能であり

 

この正中神経刺激のパルス波は

 

チックとチックを起こさせる衝動を

 

劇的に減少させるのに十分であることを

 

示した

 

とあります

 

正中神経というのは

 

腕の中を通っている太い神経です

 

そこに一定の周波数の電気刺激を流して脳波と同調させてやると

 

チックとそれに先立つ前駆衝動が劇的に減る

 

ということを実験して証明したという内容の論文なのです

 

将来的には

 

アップルウォッチ型の腕時計みたいなもので

 

腕に電気刺激を送って

 

チックを減らせるかも

 

とか書いている記事もあります

 

論文には具体的にどんなことが書いてあるのか

 

次のブログ記事で見ていくことにします

 

でわ

 

 

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CBIT(シービット)っていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください

 

トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。

中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。

結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。

漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。

一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。

CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。

行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。

CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。

具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。

もう少し詳しいCBITの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。

CBIT(シービット)と一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。

ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。

 

 

もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBITを試してみられることをお勧めします。

お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。

 

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