スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化/辻 信一 スロー・ライフ的な本を最近よく読みます。
そんな時にともだちからおススメされ、貸してもらった本。
スロー・ライフ。
スロー・フード。
スロー・ビジネス。
スロー・ラブ。
そんな言葉が出て来ます。
目次も
高貴なる疲れに身をまかせる
清潔志向は他者から自分を隔離する
「頑張る」ということばは戦争を連想させる
だとか。興味深い。
何でも効率的に、早く大量生産するのがヨシとされる時代。
何でも頑張らないと行けないと言われる今の風潮。
そんな中でこういう本を読むと新鮮な考え方に出会えて、読みながら考えてしまったり。
寝る前に本を少し読んで、考え込みたくなったところで
目を閉じて考えてそのまま眠ってしまうのが好き。
藁で作った家の話が出て来ます。
藁を圧縮したブロックを積み上げた家の話。
断熱性、吸湿性、遮音性に優れていて低エネルギーの生活が実現できます。
そして、そこには「不思議な質感が室内に充満している」とか。
そこでふと、
今住んでるアパルトマンの天井が浮かぶ。
25平方メートルと小さい部屋だけど、
この木のお陰でなんだか気持ちが落ち着くような。
やっぱり木が放つ自然の気はいいなー、と急に愛おしく思えて来ました。