2022年5月24日
Concertgebouw klein zaal
Jakub Józef Orliński countertenor
Michał Biel piano
Program
Fux
Non t'amo per il ciel (uit 'Il fonte della salute, aperto dalla grazia nel calvario', K 293)
Purcell
Music for a While (uit 'Oedipus, King of Thebes'), Z 583/2 (arr. M. Tippett / W. Bergmann)
Fairest isle (uit 'King Arthur, or the British Worthy', Z 628)
The cold song (uit 'King Arthur, or the British Worthy', Z 628)
Strike the Viol (uit 'Come, Ye Sons of Art, Away', Z 323 'Birthday ode for Queen Mary II')
Czyż
Pożegnania
Purcell
Your Awful Voice I Hear (uit 'The Tempest', Z 631/10)
If Music Be the Food of Love, Z 379
Karlowicz
Nie płacz nade mną, nr. 7 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Z Erotyków, nr. 2 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Karlowicz
Mów do mnie jeszcze, nr. 1 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Śpi w blaskach, nr. 5 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Przed nocą wieczną, nr. 6 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Na spokojnym, ciemnym morzu, nr. 4 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
W wieczorną ciszę, nr. 8 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Zaczarowana królewna, nr. 10 (uit 'Liedboek nr. 2', op. 3)
Moniuszko
Łza
Prząśniczka
Händel
Antifoon in d klein: Amen, Alleluja, HWV 269
アンコール
ポーランド歌曲
Alla genta a Dio diletta (Nicola Fago)
Strike the Viol (Purcell)アップテンポで
これ歌いながらスルッとブレイクダンス
こんなに売れっ子でもダンスしてくれるんだなあと感心した。
CD も持っているし映像も見たことあるが生の声聴くのは初めてだった。
実は申し訳ないことにさほど期待していなかった。
生を聴いた感想。
彼の声はまことに美しい。
そして発声も素直で濁らない。
こもらない。
いまさらながらBiographyみたら、少年合唱団だったという。
なるほどね。
やっぱり余計なことがなくてすーっとまっすぐに声を出せるのはそれよね。
Purcellの歌などはそりゃ英国人に比べれば発音悪いかもしれないが、
それを凌ぐ声の美しさと惹きつける強さがある。
そして、今回ポーランド歌曲をプログラムに持ってきたのはとっても気に入った。
はじめて聴いたのだが、とても良い。
なんというか、まるでプーランクみたい、というか。
フランス歌曲のように思えてしまうのであった。
コンセルトヘボウは初登場だが、
しょっぱなから聴衆の心を鷲掴みにしたと思う。
私はこの日もストラポンタン(折りたたみ椅子席)だったが、
同じく後列でストラポンタンのおばちゃんが、これに座るのつらいわ、といって、
他のお客さんにとりかえてくれない?とか無茶なことを言っていたが、
ついに最前列中央に空いた席を発見して、「いっちゃおうっと。誰かきたらどけばいいし」
と座っちゃった。やるなあ、と思ったけど、まあ最前列中央が空いているよりはいいよなと思った。
そして休憩時間になると、そのおばちゃん、私のところへきて、
「あのねあたしが座った隣の席あいてるのよ、あんたもきたらいいわ」と言ってくれて、
え、そんなら、とかぶりつき席に移動。
すみませんねえ!
今回ピアニストもすごくよくて、いいコンビだったと思う。
でも、次回もしコンセルトヘボウ来てくれるときはきっと大ホールでアンサンブル連れてくるだろうな。