副審殺人事件 | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ
穏やかなオランダらしからぬ事件だったので、
備忘録として。

少年サッカー副審をした父親が相手チームに暴行を受け死亡
http://www.nu.nl/binnenland/2972986/mishandelde-grensrechter-41-overleden.html

2012年12月2日日曜
アルメーレのサッカークラブSCバウテンボーイズにて、
Bカテゴリーの対戦相手ニュースローテンとの試合で
自分のチームでプレーする子どものためにボランティアで副審をしていた
リチャード・ニュウエンハウゼン氏が
ニュースローテンの選手たちに不公平なジャッジだと文句を言われ、
試合後にキャンティーンで殴る蹴るの暴行を受けその日の夕方病院で死亡。

これはかなりの衝撃的事件。

試合に負けても楽しければいいのだ、というような、
典型的なオランダ少年サッカーでは考えられないこと。

はっきり言って、
バウテンボーイズはいつも自陣よりのアンフェアなジャッジをしていた、
という噂も多々あり、
たしかに不公平であったのかもしれない。
しかし、暴力は絶対許せない。
相手のニュースローテンは治安の悪い地域のサッカークラブ。
お行儀の悪い子どもと怒鳴り立てる親たちが大勢いることはたしかだ。
だからといってこういう結末は必然ということはない。

息子たちもサッカーをしている。
そして彼ら自身もボランティアで副審をすることがあるのだ。
とても他人ごととは思えない。

KNVBは翌週のアマチュアの試合をすべて中止にし、
この事件についてよくよく考えるようにというコメントを出した。
相手や審判を尊重しないものはサッカーをする資格なし。
Zonder respect, geen voetbal