クリスマス・オラトリオ | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ
初めてトン・コープマンを聴きに行ったので、
基本通りここに備忘録として残しておこうかと思います。

この方は結構若い頃からおじいさんの風貌で、
いったいいくつなんだろうと思ったら、
いま68才なのね。
元気で明るくにこやかで、それはずーっと同じみたい。

彼のドキュメンタリー映画(「100才でも」)も上映されたみたい。
こんど上映されたら(いつかわからないけど)、
観に行きたいなと思う。



閑話休題
昨夜のコンサートの覚書。

16 December 2012
Het Concertgebouw

J.S. Bach - Weihnachtsoratorium, cantate nr. 1, 2, 3 en 4, BWV 248

The Amsterdam Baroque Orchestra & Choir
Soprano Johannette Zomer
Countertenor Maarten Engeltjes
Tenor Tilman Lichdi
Bass Klaus Mertens


ラッパ4本とティンパニで始まる景気のよさが今の私にはたいへん好ましい。

コープマンはレチタティーヴォのオルガン担当兼指揮。
指揮は元気満々で笑を絶やさず。
素敵だわ。
ハゲてるけど。

楽器はすべて古楽器で、
ヴァイオリンなんか弾きにくそうで、
ましてや管楽器は音をだすことすら至難のわざであろうけれど、
みなさん、当然ながらすこぶるうまくて、
外す人など一人もいない。(あたりまえだね)

歌手陣も静かな闘志を抱いている面々というかんじ。
ヨハネット・ゾマーは以前パーセルを聴きに行ったけど、
今回のバッハを聴いて、
やっぱりこの人は古典が似合う、と思いました。
すっとまっすぐに伸びる声とハッキリとした発音。
今回、楽譜の表紙がくたくたになっているのを見て、
歌いこんでるなあと妙なところで感心しました。

エンゲルチェスはパワーがあるわけではないけれど、
こういう曲は得意みたいで、
若いながらも自信にあふれて好感度大。

テノールのりヒディはエヴァンゲリストで出番が多いのだが、
これまた若くてはつらつとしており、
かと言って変な気負いもなく安心して聴ける声。

バスは、、すみません、印象ないです。
どちらかというと、バス・バリトン系のお声。

そして、クワイヤが綺麗だなあ。
やっぱりレベル高いなあ、と、しみじみ感じた。
若い人もたくさんいるし。
特に女声が若々しくていいなあ。

今回の公演では、客層はいつもよりは若い人たちが多かった。
クリスマスだからかな。