修理依頼品 CYMA M16 電子トリガー載せ替え | Aero Style

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幼馴染でサバゲー仲間のS氏より、CYMA製M16が動かなくなったので直してほしいと依頼が来た。
シム調整するのにメカボバラして戻したら動かんと。





んで、確認してみると、、、基盤が真っ二つ!
フツーは下側のメカボに基盤が残るのだが、上のメカボに基盤の一部が!!!
縦基盤が上側のメカボに接着されていてメカボを開くと基盤のハンダが剥がれる仕様(笑)
これは酷い。







んで、縦基盤をメカボから剥がしましたが、なぜこんな処理を・・・
中古ではなく新品で購入し、初めて分解したようなので、メーカーがこんなことするのか?
まぁ~どこも分解は推奨してはいないと思いうが、こんなメカボは初めて。
ハンダが剥がれたところは私の技量では復旧は無理なので、電子トリガーを載せ替えることに承諾をえて、ポチっと。





新しい電子トリガーが届く前に、メカボ内を洗浄して待つ。






それとピストン関係も酷い。エアが駄々漏れ状態でした。
シリンダーとヘッドの隙間からエアーがス~っと、またピストンヘッドのOリングもスカスカでした。





Oリングは手持ちであった適切なものに交換し、シリンダーヘッドはCNC製のこれを購入して交換した。






んで、新しい電子トリガーが到着!
今回チョイスしたのは、
Eshooter製の「Kestrel V2 BASIC Ver2用後方配線」です!
価格は8,800円。


・5段階プリコック
・プリコッキング自動補正
・自動アクティブブレーキ
・セミ⇔バイナリー
・フル⇔3点バースト
・スリープモード
・低電圧警告機能
・バッテリー保護
・各スイッチ検知LED
など
プリコック機能や自動補正が備わってこの値段ならコスパ良いのでは!

基盤は1面仕様。
付属品は写真の通りだが、シムは正直精度が悪く使う気にはならない品物(打ち抜きによる歪みあり)






んで、プリコックの検知方法はというと、光センサーではなく、マグネットでもなく、物理スイッチなのです!
・赤〇スイッチがセクターギアのカットオフレバー用のカム山でスイッチを押し、ギアの位置を感知している。
・青〇スイッチはトリガー
・黄〇スイッチはセミ位置感知
・緑〇スイッチはフル位置感知







んで、基盤を乗せますが、ほぼポン付けで行けますが2点ほど調整が必要でした。
1つ目は、基盤を固定するネジの台座(黄〇)が高く、ネジを締め付けても基盤がガタ付くので削って低くする必要がありました。

あと、ついでに軸受けも交換しました。
ノーマルは十字タイプの軸受けで、摩擦抵抗を下げるためのものでしょうが、私はシムに負荷が掛かりそなので嫌い。
手持ちの余っていたフツーのメタル軸受けに交換しました。
ベベルのところはベアリングに変更。





その他干渉することなくピッタリセットできました^^






ついでにトリガーも調整しました。
チョン引きで撃てるようにと、引きしろを減らしました。
赤矢印のところにプラバンを貼り、黄矢印にUVレジンを盛りました。







各ギアのシム調整も行い、すべて組み込んでメカボを組み上げます。

ほんとは、プリコック仕様になったので金属歯のピストン交換と、ノズルもシールノズルに交換した方が良いと思いますが、それは次回にと本人の希望。






あとはセレクタープレートとスイッチの相性ですが、ここが2点目の調整です。






・セレクターがセフティー位置でセミのスイッチを押してしまう。(赤矢印)
・セレクターがセミの位置でフルのスイッチを押してしまう(黄色矢印)





そこで、金属の接点プレートを外し、赤矢印部分を写真のように削り調整しました。
これで問題なくセフティー・セミ・フル位置で正常機能するようになりました。





あと、M16のストックは長いのでバッテリー用配線を延長しました。
これで基盤載せ替え完了です!





組みあがった状態での初速、サイクル確認。





んで今回の目玉、電子トリガーの評価ですが、なかなか最高です^^
まず、設定方法ですが、(プリコックレベル2の場合)
1,セレクターをセフティーに入れて、トリガーを3秒間長引きするとビープ音3回鳴り設定モードとなる。
2,トリガーを2回引くとその回数ビープ音が鳴り、プリコックモードになる。
3,トリガーを2回引くとその回数ビープ音が鳴りプリコックレベル2になる。
4,セレクターをセミにして撃つ!
プリコックの解除は3,でトリガー1回引きで設定してからセミで撃つとピストンが前進して解除になります。
1,でトリガーを8秒感長引きするとすべてリセットされます。

んでプリコックですが、バッテリーやその他の仕様で少し変わってくるかと思いますが私の感覚では、
レベル2~6と5段階で、ピストンの後退量は約7~9割の間で調整できるという感じです。
レベル2でも十分レスポンスの良さを感じます。
引き過ぎて一度バーストしても自動補正が効いて2発目からはバーストしません(すごい!)
ただ、ちょっと残念なのはフルor3点バーストで撃ったあとはプリコックは掛かりません。
ですので、フルからセミに戻したときの1発目はもっさりです。
しかし、それ幸いにフル撃ちでプリコック解除ができます^^(バッテリーによっては5㎜ほど引けた状態で止まる)
私は基本セミ撃ちしか使わないのでこれは好都合です。

(通常設定のプリコック解除設定でも私は全く苦にはなりません)
あと気になったのは連射トリガーの追従性がちょっと鈍いかな。
まぁ~ここも私は高速連打撃ちはしないので気にしません。

総合的にこの電子トリガー良いぞ!ってことで自分用にもひとつポチりました(笑)
正直、電子トリガーってプリコック機能と3点バーストが使えりゃ~十分なのだ!(トリガー感度は自分で調整できるし)

 

 

 

 

 

 


あと、セレクターを動かした時やトリガーを引い時など、動作感知したことをトリガー上部のブルーLEDが光って、反応状態がわかります。





とりあえず問題なく電子トリガーを載せ替えて蘇ったM16をS氏に渡しました。
後日、心臓部が生まれ変わったM16を試射し、機能性とレスポンスの良さにビックリしたようで改めてお礼の言葉を頂きました^^
とても満足したようで良かったです。


さて、自分用にポチッた同じ電子トリガーも届いたので載せ変えよう!