地方別トルコ料理 | エーゲ海・地中海沿いの村の暮らし

エーゲ海・地中海沿いの村の暮らし

トルコ・エーゲ海・地中海地方より、、、、、
現地より豊かな暮らし、限りなく自然そのもの
現地の村の人が昔から変わらぬ手法で丁寧に生産された
生活の様子、エーゲ海地方の恵みを厳選しお届けいたします!

 

トルコ料理は世界三大料理のひとつとして知られていますが、

やはり有名なのはケバブ、、、

肉料理、特に羊肉は独特なクセもなくとても美味しいです。

 

肉料理に比べて魚料理は少ないですが、

エーゲ海地方、地中海地方、黒海沿岸地方では魚も食べます。

 

日本でも地方によって食文化が異なるように、

トルコでも地方によって異なります。

 

黒海地方では魚、特にイワシが有名で

イワシを使ったピラフが有名です。

 

 

同じ魚料理といっても、バターをたっぷり使った濃厚なお料理が多いのは

厳しい寒さの気候から来ているとも言えます。

ちなみに黒海地方の人は陽気な人が多いと知られています。

 

中央アナトリア地方では粉物文化です。

 

 

小さな水餃子のようなトルコ料理、マントゥもここから来ています。

 

東、南東アナトリア地方では肉、ケバブです。

 

アダナケバブやウルファケバブとケバブの名前の都市があったり、

ガージアンテプというピスタチオの産地では

ピスタチオをふんだんに使ったケバブ(肉料理)もあります。

 

 

トルコ人は肉食なのでガージアンテプはグルメシティとしても有名です。

日本で例えるなら魚介が美味しい北海道でしょうか?!

 

 

そして、、、

私が住んでいる場所はちょうどエーゲ海と地中海が交わる場所で

この辺りの食文化は主に雑草w

 

 

野菜のオリーブオイル煮込みです。

 

 

これはズッキーニの花の中にスパイスライスを詰め込んだドルマ。

この辺りの名物です。

 

そんなオリーブオイルの冷菜をメゼと言いますが、

トルコのお酒、ラクのおつまみにメゼをいただいて、

メインには魚介類をいただく食文化はこの辺りから来ています。

言わばラクとメゼはセットです。

 

 

レストランに行くとこのようにショーケースには

数々のメゼが並んでいて好きなのもをチョイスし

そしてラクで乾杯します。

 

どんなメゼがあるのか少しご紹介すると

 

 

写真上から

・キョプオル

素揚げしたピーマンやナスのヨーグルト和え

 

・ファヴァ

ソラマメのペースト

 

・デニズボリュルジェ

シーアスパラガスと言われる海藻の

ガーリック、レモン、オリーブオイルでマリネしたサラダ

 

・パットゥルジャンキョズレメ

焼きなすと焼きパプリカのサラダ

 

選んだメゼをみんなでシェアして前菜として楽しんで

 

 

メインには魚介類をいだきます。

 

カラマリといわれるイカリングフライや

エビのアヒージョのようなガーリック煮込み、

魚はレブレッキ(スズキ)やラオスと言われるここら辺にしかいない魚の

オーブン焼きや炭火焼き

 

 

バルブンヤというまたまたこの辺りにしか生息しない赤い小さい魚は

から揚げにしてレモンを絞って頭から丸ごといただける

ここら辺の魚ではとても美味しい魚です。

 

 

同じ海を挟んでギリシャでも

メゼとラク、そして魚介類という食文化があります。

 

この辺りはオリーブオイルの産地でもあるので

素材そのものにオリーブオイルとガーリック、レモンと言った

シンプルな味が親しまれています。

 

私の夫はこの辺りの出身なので

私もメゼや魚料理が馴染み深いですが

トルコは本当に食材が豊富でグルメな国だと言えます。

 

コロナが落ち着いて自由に行き来できるようになったら

トルコ国内グルメツアーでもしたいくらい!

 

エーゲの恵みではここ、エーゲ海地方ならではの

食文化や美味しいものをシェアしていきたいと思っています。

 

夏はオリーブオイルの冷菜が盛んですが

これから寒くなる冬は、、、

春から秋にかけて収穫して干したり、煮込んだり、漬けたりして

加工した保存食や煮込み料理の季節です。

 

収穫されたいちじくはドライフルーツになり

 

 

アーモンドや胡桃も収穫の時期

 

 

そしてオリーブも塩漬けにして

 

 

これからはオリーブオイルの新物も出回る頃です。

 

 

ここにいるからこそお伝えできるエーゲ海地方のエーゲの恵みを

またシェアしていきたいと思っていますので

よろしくお願いします!