大阪市中央区の市営地下鉄淀屋橋駅で9月、60歳代の男性が階段で転倒し、意識を失った。そこに心肺蘇生(そせい)法を学んだ小学校教諭が通りかかった。教諭は約4分間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行い、救急隊の到着前に男性をよみがえらせた。
市消防局などによると、男性は9月8日午後9時50分頃、突然、階段で前のめりに倒れ、約10メートル下まで落下、うつぶせのまま動かなくなった。元看護師の女性(30)と通行の男性教諭らが駅員に119番を要請。
元看護師が男性にAED(自動体外式除細動器)のパッドを張ったが、電気ショックの利かない状態だった。「心臓マッサージが必要」。AEDの音声指示通りに、阿野さんは1分間に約100回のペースで、男性の胸を強く押し続けた。
約4分後、最初は全く動かなかった男性の脈が戻った。救急隊が着いた時、男性の意識ははっきりしていたという
男性はわずか2週間で退院した
感謝と無事退院できたことを伝える手紙が届いた。
応急手当てが生存率左右 消防庁によると、心臓に原因がある(心因性)心肺停止で通行人らが応急手当てをした場合、2008年の1か月生存率は12・8%で、行われなかった場合の約1・56倍に上る。その一方で、手当ての開始が遅れると助からないケースが増える。救急隊が心肺蘇生を行うまでに10~15分の場合、1か月生存率は8・4%、15分以上の場合では4・4%まで下がる。
AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。
AED寄贈サイト
http://aedkizo.com