9月9日は「救急の日」だった。甲府地区消防本部は今月、救急に関するさまざまな行事を行った。
 「骨折した人の手当てをする時は相手に『痛くないですか』などと声をかけながら行うことがポイント」「傷病者が首の骨を痛めている時には首を動かさないように」--。
 一般市民に応急手当てに関する幅広い知識を身につけてもらおうと、同消防本部講堂(甲府市伊勢3)で行われた「上級救命講習会」には、消防団員ら約60人が参加。同消防本部の救急救命士が講師となり、人工呼吸や心臓マッサージの方法、自動体外式除細動器(AED)の使用法などを学んだ後、心肺蘇生法の実技を行った。

 参加者たちは8、9人で1グループとなり、傷病者の発見からAED使用までの一連の流れを順番に体験。自分の番が来ると、グループの仲間に119番通報やAEDを探しに行くことを指示し、額に汗を浮かべながら人形の胸を両手で押さえて心臓マッサージをしたり、人工呼吸をしたりしていた。

駅の乗降客や観光客らが人形を使って心肺蘇生法の講習を受けた。社員から「呼吸の有無を確認し、みぞおちから5センチ上の部分を、手のひらの下部で30回押し込んで」などと注意点を聞き、自動体外式除細動器(AED)も取り扱った。

表彰:気管挿管成功し救命 泉佐野市消防本部、3隊員を /大阪  心肺停止状態に陥った心筋梗塞(こうそく)の男性を的確な救命措置で蘇生させたとして、泉佐野市消防本部は中消防署の救急隊員3人を表彰した。


男性は健康を取り戻し、現在は普段通りの生活を送っており、同消防本部は「完全な心肺停止から社会復帰に至るケースは珍しい。普段の訓練の成果を発揮し、男性の命を救った」として表彰を決めた。 3人は6月20日午前6時40分ごろ、同市中庄の男性(68)宅に出動。男性は背中の痛みを訴えて意識不明となり、家族が119番通報した。


AED(自動体外式除細動器)と人工呼吸を施して蘇生措置を実施。泉州救命救急センターの当直医から携帯電話で指示を受けながら、酸素を送るための気管挿管を行ったところ、約10分後に呼吸と脈拍が戻った。男性は同センターに入院したが、8月6日に退院し、現在は後遺症もなく自宅で元気に過ごしているという。  同本部では昨年1年間で108人の心肺停止患者を搬送したが、社会復帰できたのは3人。


日本人の死因第2位でもある心臓病。 年間19万人の人が亡くなっている。

 清和綜合建物(東京都港区、上野徹郎社長)が東京都港区白金台2丁目で開発していた、「エコでロハス、安心・安全な建物」を設計コンセプトにした賃貸マンション「グランハイツ白金」が完成した。総戸数32戸、間取り1DK~1LDK、延べ床面積1834平方メートルの中規模マンションで、外観を打放しコンクリートとした意匠性も特徴。

 環境配慮に関しては、屋上緑化、太陽光発電、共用部LED照明、LOW-E複層ガラスなどを採用。一部住戸には珪藻土クロスや珪藻土塗壁、三層無垢フローリングなども採用した。

また、断水時に使用できるマンホールトイレや、壁面埋め込み型AEDも導入。東京防犯優良マンション認定も取得済み。

 交通は、都営地下鉄浅草線高輪台駅徒歩4分。

震災教訓 けが人を救え 県内各地で救急訓練

◎石巻・県警ヘリ使って搬送/警察と消防連携確認

 石巻署と石巻広域消防本部などは13日、県警ヘリコプターを使った負傷者の救急搬送の合同訓練を、石巻市の同消防本部のヘリポートで実施した。
 署員と消防職員約30人が参加。同市の離島・網地島でけが人が出たとの想定で、けが人を乗せた県警ヘリ「まつしま」がヘリポートに着陸し、救急車で市内の病院に搬送する手順を訓練した。
 県警はヘリポートを常時利用できるよう消防本部と調整し、8月下旬に国の許可を得たばかり。県警が消防施設のヘリポートを常時利用できるようになるのは初めてで、警察、消防の連携態勢を確認した。
 石巻広域消防本部の星幸三郎消防長は「警察も消防も人命を守る使命は同じ。これからも緊密に連携して市民の安全確保に努めたい」と話した。
 石巻署管内には県警ヘリの離着陸場が11カ所あったが、いずれも医療施設から遠い郊外で、照明などの設備がないため夜間利用ができなかった。大規模災害などに備え、医療施設がある市街地に近く、照明も備えて24時間利用可能な消防本部のヘリポートを活用する態勢を整えた。


◎ユアスタ仙台での地震想定/将棋倒しの観客救助

 大規模災害時に関係機関と連携して救急対応に当たる仙台市消防局主催の訓練が8日、泉区のユアテックスタジアム仙台であった。9日からの救急医療週間の一環で、消防士や医師、県サッカー協会会員ら約100人が参加した。
 サッカーの試合中に宮城県沖で震度6強の地震が発生し、避難しようとした観客らが将棋倒しになって多数の負傷者が出たとの想定で実施。スタジアム内に取り残された職員をはしご車で救出し、負傷者らに応急処置を施した。
 現場指揮本部長を務めた泉消防署の山口儀浩主幹は「予定通りに訓練が進み、施設や医療関係者との連携も円滑にできた。今後も定期的に訓練して有事に備えたい」と話した。


◎大崎・市民に応急手当て説明/心肺蘇生法など体験

 古川消防署は15日、心肺蘇生法などを体験する救急イベントを大崎市のイオンタウン古川の駐車場で開いた。
 東日本大震災を教訓に救急車が急行できない場合でも生存率のアップにつなげようと、市民に応急手当ての技術を身に付けてもらうのが目的。
 同署の救急係員が指導役となり、倒れている人を見つけた際の対応を説明した。参加者は訓練用の人形を使い、両手で胸部を押す胸骨圧迫や人工呼吸といった心肺蘇生法を体験。自動体外式除細動器(AED)の使い方も学んだ。
 参加した子どもたちは口々に「難しかった」。見守った親は「いい経験ができたね」と話し掛けていた。
 会場には救急車やはしご車も展示され、子どもたちの人気を集めた。