みなさま、こんにちは!
アドバイザーMimiです♪
BTSのリーダーRMが今後について語ったこと
というテーマでお話ししていきます。
引用元:
BTS leader isn’t thinking about future, but would like to work with Rosalía
RM, leader of BTS, the most famous 'K-pop' band. EFE/Bit Hit Music
先日、スペインのバルセロナにて、
スペインのニュースエージェンシー、
EFEがBTSのリーダー、RMのインタビューを
WEBサイトに掲載しました。
今後についてのことも話していらっしゃるので、
気になる部分をかいつまんでお話ししていきます。
以下、今後のBTSについて。
“When you are famous, staying on top is very difficult,” he admits,
“but I think BTS will make it.
It will come together again when we finish our military service,
and we will look for new synergies between us to enter a second phase.
But, in any case, nothing lasts forever.”
『有名になると、トップで居続けるのは難しい。
でも、BTSならできると思う。
兵役義務を終えてまた集まった時、次の段階に進むのに
僕たちの中で相乗効果が期待できると思う。
ただ、いずれにせよ、永遠に続くものはないから』
言葉を慎重に選びながら話されているような
気がします。
「何も永遠に続くものはない」
まさに、everything in this world is impermanent...
これで思い出すのは仏教の教えです。
この発言を、「前向きな発言だ」という
解釈をしている人がいますが、
必ずしも、断定的でないことは
わかります。断定できないものは
できない。ただ、そうなれば、経験を生かし、
よりいいグループとしてやっていける
だろう、という可能性を話していらっしゃる
わけです。
BTSが活動を休止し、RMさんはこの期間
は、厳しいK-POPの世界でのルールから
自分を解放し、自分のアイデンティティーを
もう一度振り返るという、そのようなテーマで
ファーストアルバム「Indigo」をリリース。
このことからもわかるように
(そして、もうすでに学術文献でも
取り上げられているように)
このような業界で、しかもトップで
走り続けるということがどういうこと
なのかが垣間見えます。
RMさんは、K-POPの世界の
厳しさを身を持って体験され、やはり
それは自分の自由を奪うものでも
あった・・・
トップスターゆえの苦悩です。
『BTSのメンバーを10年やってきて、
自分が何者か、またどうなりたいのか
わからなかった』
このようにもおっしゃっています。
『自分は10代でラッパーになり、
その後、BTSのメンバーになって
からはずっと緊張状態が続いていた。
今、グループ活動が休止になり、
このグループに参加した当初のこと、
なぜ自分がBTSに加入したのかという
本当の理由について考えていた。』
そして、このようなことも
おっしゃっています。
『K-POP,K-ドラマは今、流行っていて・・・
皮肉なことに、この流行の中心に
自分はいるのに、そこから離れる必要を
感じていて、、、、時間や流行に
流されない態度で、ものを作る必要性も感じている』
この言葉の意味することは・・・
なんでしょうか。
時代に流されないもの。
そして、流されない自分。
本当の自分。
authenticity
being authentic
つかみどころのない
正当性。
あるようでないもの。
しかし、流行の真っ只中にいると
流行を無視できなくなります。
出たくても出られなくなるんです。
無限ループ。
a hamster wheel
ずっと走り続けないといけない。
ビルボードチャート1位になって、
アメリカで人気キャスターの
テレビ番組に出て、
有名なヒットメーカーとコラボして、
そしてグラミー賞・・・
やってもやっても
まだ足りないと言われる。
物質は得ても、得ても
足りないと感じる。
もっと、もっと
いつまで?
この繰り返しです。
そして、最終的に、
本当の「豊かさ」とは、
物質ではなく、
全てを手放して、
「自由になった時」
だとわかるのです。
彼が実際に「流行に乗って売れる」
経験をしてみると、それと引き換えに
「自分のアイデンティティ」が
なくなり、自分がなんなのか
わからなくなる経験をした。
そして、それは活動を続けることが
困難になるくらい人生に打撃を与えた
ことだったということです。
自分が、何者か何をしたいか
どうしたいかをじっくり考え
人として成長していく過程を
壊されたという感覚でしょうか。
そのような過程をみんな
嫌がり、楽をして一発逆転を
狙いたい人が大勢いる中、
RMさんは、自分のやりたいことと
周りが求めているものへの
ギャップを徐々に感じていった・・・
こういう方だからこそ
支持者がたくさんいて、
売れるのでしょう。
BTSが第一章を終えた、という
のもわかります。
これからさらに経験を積んで
もっと魅力的なグループに
なっていくのでしょう。
・・・と、信じましょう。
ただ、未来のことはわからない
ので、それはまたその時に
受け入れたらいいことでは
ないでしょうか。
ただ、こうやってRMさんの
お話を読んでいると、Indigo
という、アルバムを聞いてみたく
なりました。
それではまた。
〜Your advisor Mimi