adversity~賢くない私の生きてきた道~ -15ページ目

48。独り暮らし

憧れてた独り暮らし。
ホストの彼が遊びに来れるように、私もお店に遊びに行きやすいようにと、お店の近くのマンションを探した。

お客さんの会社で「源泉」をあげて貰い、お客さんと一緒にマンション探しをした。条件は築5年以内、お風呂とトイレは別でオートロック。
色々物件を見たけれど、下水が匂ったり、古すぎたりと、気に入った物件がなかった。
建設中だけれど、2階の角部屋が空いているマンションを見つけた。条件も合っているし、即、手付金を不動産屋さんに払った。

だけど、保証金45万円が無い・・・。

そのお客さんに、
「お金ないよぉ~、誰か私を買ってくれる人いない?」
と、冗談で言ったら、そのお客さんが保証金を貸してくれた。

その後も返して。と言われなかったので、そのまんまだけど・・・。

独り暮らしに必要な物は全てお祝いにと、お客さん達がくれた。

引越しが決まり、ホストの彼も手伝いに来てくれた。
その日のうちに合鍵を作って、
「私が居ない時でも、入っていいから・・・。」
と、彼に渡した。

彼は、お店から近い私の家に通うだろう・・・・。

47。パパ

それからはその援交の先輩とは会っていないのだけれど、私は1人で客を取るというか・・・・。決まった人と月に2回だけ会うことにした。

46。山降ろし

援交を続けていた先輩はついに怖い目に遇う機会が来てしまった。 私の働くラウンジに先輩から電話があった。

「助けて、さらわれる。」
と。仕事が終わったら行くから、
と私は店が終わってからその先輩の元へ行った。 女の子2人と、男の人2人に攻められてるようで、先輩は泣いていた。
「この人、何かしたんですか?事情ぜんぜん分からないで呼ばれたんですけど・・・。」 男の人は、
「いや、僕らの問題やから・・・。」
と言うので、女の子達に聞いてみた。どうやら、先輩が女の子と揉めて、女の子が男の人を連れてきたらしい。どっちが悪いのか・・・。でも先輩は、私のことも、その女の子に言いふらしていたようだ。なんだか、アホらしくなってきたし、その女の子と話してるうちに、私と共通の知り合いがいる事も分かった。

「この人に何しようと私には関係ないんですけどね・・・。でも、彼女えらい怖がってるみたいなんで。」
と、男の人達に言った。

「いや、何もせんよ、こいつ何かした所で捕まるんアホらしいしな。ただ、この子らが、山に連れて行ってそこで下ろした来たらそれで、気が済むみたいやから。」 と、男の人が言った。

「山行って、下ろしてこられるだけやから、殴ったりとか、されへんから、この場は行って来ないと収まらないよ。開放されたら電話してきてよ。」 と、先輩に言った。

私は、男の人達に、
「関係無い者が割り込んですんませんでした。ほいじゃ、頼みますね。」
と、泣く先輩を、車に無理やり乗せるのを見送って帰った。


その2時間後位に、先輩から電話があり、帰ってこれたと。山で下ろされて、山道を歩いていたら、走り屋の人が通ったので、お金を渡して山の下まで下ろして貰ったらしい。

人間、舐めてるといつか自分に返ってくる。

45。怪しいバイト

高校時代のバイト先の先輩と会うことになった。昼間だというのに、真ムラサキのスーツ。容姿も凄いのに、それを目立たせるかのように・・・。

「んで、何なん?稼げるバイトって。」
私は、その先輩は、頭の中も成長してないので、昔からその先輩に対しては、自然と敬語を使うのを忘れてた。

「援交。」
やっぱりか・・・。って、あんたその容姿と歳で援交って!?うちの兄よりも年上だったから、その当時で26歳位だったと思う。

「いつも一緒にやってた子が居るんだけど、その子、可愛いから最近1人で客取るようになって・・・。」
そりゃそうだわな。何やら伝言ダイヤルみたいな所に彼女は電話をし、勝手に私の携帯番号を連絡先にし、相手からの連絡を待つ事にした。
「私、一人やと待ち合わせしても会ってくれないから。」
って、それだからと言って私をダシに使うのか?と、思いながらも、私の携帯に電話が掛かって来て、彼女が会う手配をした。

お客と3人でホテルに行き、私達はカバンを持ってシャワーに2人で入った。そして2人並んでベッドに寝た。相手するのはわたしばっかり。不公平じゃないか? 事が終わった後、お客が、君としかしてないから、お金はもう一人の子には5000円だけ払う事ことにしたから・・・。と、言われた。
だけど、ホテルを出て、先輩から分け前を貰ったのは、先輩が1万5000円。私が2万5000円だった。 自分のした事の罪悪感もあり、いちいち言うの邪魔臭かったから言わなかった。

そういえば、そのお客、彼女が2回目だったらしく、
「こんなことばっかりしてたらいつか怖い目するぞ。」
と、彼女に言っていた。私には意味が分からなかったけど・・・。

その後も何人かお客を取った。気が弱そうなお客に、ホテルに行ってから、彼女が強気に出るので、
「何もしなくていいから、お金だけ渡すから・・・。」
と言った。
「あ、そう?ほいじゃ、お金だけ貰うわ、私達、先に出るからホテル代も払っといてあげる。」
と、ホテル代も預かって、部屋を出た。フロントにホテル代を払わずそのまま彼女はホテルを出るなり、
「逃げるよ!!」
と、走った。私はお客が気の毒でならなかった。Hもなしで、ホテル代までネコババされるなんて・・・。そのお客はツーショットダイヤルで待ち合わせしたので、私の携帯知らないから良かったけど・・・。

こんな事してたら、いつか怖い目に遇うって言ってた意味が分かった。私はそのお客と、今後、道で遇ったりしない事を望んだ。

44。真面目な彼との・・・

たまたまホストの彼はオーナーと>てっちりを食べてる最中だったらしく、私はカップラーメン・・・・わびしい。

「今、彼氏と旅行してるんだけど、面白くないから電話した。私なんかコンビニのカップラーメン食べたんやから~!!」
と言ったら、
「彼氏と、一緒なんやろ?お前、最低やで~。」
といわれた。最低だよな。



旅行から帰って彼から電話があった。
「友達が心配してた。お前らヤバイんちゃう?って、言われた。」

やっぱ、態度に出てたんだな~。
「う~ん。そうなのかなぁ~。」
とはぐらかした。
「俺に冷めた?」

「分からない。」
と、答えた。私も彼への思いがよく分からなかった。4年も付き合ってたから情もあったのかもしれない。

だけど、毎週土曜日に彼の家に行っていたのに、その週から何も言わず行かなくなった。

彼は優しかった。私を大事に、大事にしてくれた。
だけど彼から教わる事はひとつも無かった。
自分が成長していける相手じゃないと物足りなくなってしまった。
水商売をして来て色んな人を見てきた私には、やっぱり頼りなかった・・・。

でも、私が水商売をせずにお昼の仕事を続けていても、多分いつかは彼の頼りなさにイライラして、元々派手な私には彼の家庭に収まることも出来なかったと思う。