今週のゲーム販売 12月21日~27日 & 今週発売の注目ゲーム | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
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【ランキング】

今週のinside全国ゲームソフト販売ランキング

【今週のADV販売】

ひぐらしのなく頃に絆 一・二巻パック
DS『ひぐらしのなく頃に絆 一・二巻パック』
販売・開発 アルケミスト

今週は年末年始ということもあってTOP10までの情報しかないのだが、
まあこの激戦(TOP10入りに6.4万本)加減では、恐らく廉価版ではチャートインは不能。
元々完結篇である『4巻』への布石の様な廉価版のパックなので、
まあ結果よりも需要の促進が目的かと思われ、ここの数字はそれほど重要ではないか。

レイトン教授と魔神の笛 特典 レイトン教授ひらめきコインチャーム付き
DS『レイトン教授と魔神の笛』
開発・販売 LEVEL5 順位 10位 (6.4万本 累計55.9万本)

映画の公開で目に見える加速は見れなかった『レイトン教授』も、
今週はクリスマス商戦真っ只中だったこともあって先週より1万本追加した6.4万本を販売。
この辺りの伸びは定番ソフトとしての強みではあると思うのだが、
新規客を掴むべき新三部作の立ち上げであり映画も公開した上で、
数字が下げ止まらないという先細りの現状は変わっていない。

販売元のレベルファイブも今年は『イナズマイレブン2』が主力で、
少し油断した間に完全に主柱の座は入れ替わったという印象。
今年は『ATAMANIA』シリーズの新作である『ミステリールーム』や、
『レイトン教授』の第二部が発売予定だが、
この状況ではどういった動向になるかは未知数。
レベルファイブはどう売れる仕組みを用意してくるかは興味深い。

【今週のゲーム販売】

『ゼルダの伝説』新作は29.1万本を販売。今週の新作。

ゼルダの伝説 大地の汽笛(特典無し)

 ということで、クリスマス商戦真っ只中に発売されたDS『ゼルダの伝説』新作『大地の汽笛』は初週で29.1万本を販売。これは数字の上では前作並みとなるのだが、発売時期の違いや集計期間の差を考えると比較対象にはなれないか。とはいえ、DS全盛だった07年頃にブレイクしたソフトの続編は半減以下というケースもあるので、この数字は間違いなく健闘。問題は最早「ゼルダ名物」になっている値崩れだが…すでにAmazonでは特典なしだと29%OFFという状況で、今回も回避できなかったようだ。他の新作に関しては、ランキングがTOP10までなので確認できず。

クリスマス商戦の首位は『Newスーパーマリオ』。今週の旧作。

ニュー・スーパーマリオブラザーズ・WiiファイナルファンタジーXIII

 クリスマスに突入した今週の集計の一位は50.6万本を販売した『NewスーパーマリオブラザーズWii』で累計は244万本に。数字の上では先週よりダウンしているが、これは品薄による影響も強いのでは。とりあえず年内で化け物じみた数字を出したわけだが、この先も売れ続けるロングセラー作品なので正直どこまで伸びるのやら…。3位は今年のソフト商戦ではずっと登場し続けていた『トモダチコレクション』の記録した22.7万本。6月発売の作品にして、この集計期間が最も高い週販数となった。もう私にはなにがなんやら…この勢いは一昨年の『リズム天国』『ガールズモード』のロングヒットをも上回る状況で、この作品こそ累計が全く見えてこない。4位につけるのは『FF13』の18.9万本。初週で約83%の消化率を記録したのもあっての数字だが、クリスマス商戦真っ只中にしては数字が伸びなかった印象…いやこの数字なら妥当なところか。前の2つに感覚がやられてるのかも。
 ほか、『イナズマイレブン2』がとうとう累計90万本越えでレベルファイブ初の国内ミリオンも秒読み段階に入っていたり、『太鼓の達人2Wii』が地味に累計を20万本に乗せていたり。TOP10中9タイトルが任天堂系のハード作品と言う状況で、任天堂の年末の強さを再確認させられるランキングとなっている。

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【今週発売のADV】

なし。
そもそも年始なので、リリースされる作品自体が少なめ。

【今週発売の注目ゲーム】

PSP『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』

キングダム ハーツ バース バイ スリープ

なかなか新興作品は大きな数字が出なかったPS2市場で累計82万本を記録し、
昨年はDSでもハーフミリオンを超える数字を出していた『キングダムハーツ』のPSP版。
最早PSPの作品ではお約束になった感のあるマルチプレイも収録しており、
若いユーザーへの対策や知名度の高さなどOSO市場に入り込む要素はかなり高いと思われる。
そろそろ『ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS』や『ファンタシースターP2』など
PSPの主力タイトルも勢いが落ちている頃なので、良い形でそのバトンを受けたいところ。

DS・PS3・XBOX360『アバター THE GME』

アバター THE GAME

かなり早い段階から盛大にCMを投下していたこともあって、
日本でも映画の興行ランキングで初登場1位を記録した『アバター』のゲーム版。
売りはゲームオリジナルのストーリーと、
『Far cry 2』のUbisoft's Montrealが制作し、同作のエンジンを使うこと。

知名度だけならば確実にかなり高い作品かと思われるのだが、
パッケージから放たれる「売れない何か」なオーラは尋常ではなく、
これを店頭で見かけて手に取る人間がどれだけいるかは果てしなく謎。

【コメント】
明日からまた日常が始まるわけでして。正月ムードもこれでおさらばか。