注目すべき経済政策 -3ページ目

弱腰外交が国難を呼ぶ

皆さま、おはようございます!
本日は政務調査会の佐々木勝浩氏より、「中国の海洋覇権~すでに、中国の日本属国化は始まっている~」の3回目として、「弱腰外交が国難を呼ぶ」と題してメッセージをお届け致します。
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【佐々木勝浩氏寄稿】

《中国の海洋覇権(3)弱腰外交が国難を呼ぶ》

こうした最中、先月8月24日、中国の漁業監視船が尖閣諸島の領海に侵入しました。8月24日という日は、民主党代表選が行われようとしていた直前の時期です。

まさに次の政権がいかなる反応をするか、中国は日本を試したわけですが、民主党代表選では、候補者間で示し合わせたかの如く、各候補者とも、国防問題については口をつぐんでいました。

実は、昨年9月7日の「尖閣諸島中国漁船衝突事件」も菅対小沢で行われた民主党代表選の時期に起こっていることを忘れてはなりません。

中国は日本の政局をよく観察しており、日本政府の反応を慎重に見極め、次の手、次の手を打っていることが分かります。

中国は野田首相「与し易し」と見るや、9月22日に中国の程永華駐日大使が都内で講演し、尖閣諸島は「もとより中国の領土で、中国の関係機関がいろいろと活動している」と演説。漁業監視船の活動は「正当だ」と力説しました。

日本国内で堂々と、中国大使が「尖閣諸島は中国の領土だ」と宣言し、野田首相の訪中を要請したことに対して、野田政権は全くの弱腰ぶりを示し、翌日、玄葉外相は中国の楊外相に対し、野田首相の訪中を約束しました。

野田首相は「八方美人で優柔不断」と称されていますが、まさに「朝貢外交、ここに極まれり」と言えます。

こうした野田政権の弱腰外交ぶりを見て、中国は更に事態をエスカレートさせる危険性が高まいと推測されます。

それでは今後、尖閣諸島にいかなる危機が迫っているのか、具体的に予測してみたいと存じます。(つづく)

佐々木 勝浩

尖閣事件後も続く中国漁船の領海侵入

皆さま、おはようございます!
本日は政務調査会の佐々木勝浩氏より、「中国の海洋覇権~すでに、中国の日本属国化は始まっている~」の2回目として、「尖閣事件後も続く中国漁船の領海侵入」と題してメッセージをお届け致します。
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【佐々木勝浩氏寄稿】

《中国の海洋覇権(2)尖閣事件後も続く中国漁船の領海侵入》

尖閣諸島沖で領海侵犯した中国漁船が海上保安庁巡視船に故意に激突した事件から1年が経ちました。

菅政権(当時)は、海上保安庁が命を張って逮捕した中国人船長を沖縄地検の判断に一任して釈放することを認め、中国に返してしまいました。

これを見て、中国の人々はどう思ったことでしょう。

「尖閣近海で日本に逮捕されても、日本の政府は何にも言わず、すぐに解放してくれる。それなら今後も尖閣海域に入り込んでも何のリスクもない」――恐らく、そう思ったことでしょう。

菅政権は、中国につけ込まれる悪い前例を作ってしまったのです。

本来、国家を預かる政治家にとって最も重要な責務は、日本国民の「生命・安全・財産を守る」ことであり、具体的には、外交、国防の充実を計ることであります。

しかし菅政権はそれを放棄してしまったのです。

それを見透かすかの如く、「中国漁船衝突事件」後も、海上保安庁が尖閣海域における中国漁船による領海侵入に対して行った退去警告は既に300件以上に達しています。

本年9月7日の読売新聞には「周辺海域では今も多い日には約50隻の中国などの漁船が確認されている」「昨年は9月以降300件近くの退去警告を行っており、海保幹部は『今後急増する可能性もあり、予断を許さない』と警戒する」とあります。

こうした中国漁船の領海侵犯事件の続出は、当然ながら、政権中枢にも報告が上がっているはずですが、民主党政権は中国政府に対して強く抗議せず、一貫して弱腰の朝貢外交を貫いています。(つづく)

佐々木 勝浩

既に黒船は来襲している!

皆さま、おはようございます!
本日は「中国の海洋覇権~すでに、中国の日本属国化は始まっている~」と題し、6回に渡り、政務調査会の佐々木勝浩氏よりメッセージをお届け致します。

6月28日から7月8日にかけて、6回に分けてハピレタに連載致しました「中国の日本属国化戦略~すでに、中国の日本属国化は始まっている~」(佐々木勝浩氏著)も合わせてご参照頂けましたら幸いです。
http://nakamamo.blog.fc2.com/
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【佐々木勝浩氏寄稿】

《中国の海洋覇権(1)既に黒船は到来している!》

現在、中国は日本を属領化するために着実に一手一手を打っています。「中国の日本を属国化するための海洋戦略」を知ったら、危機感を感じずにはいられません。

しかし、多くの国民、そして政治家までもが「中国が日本を属国化するなんてありえない」と思っているのが現状です。

既に「現代の黒船(中国の脅威)は来ている」のですが、多くの日本国民はまだ気付いていません。

幕末、坂本竜馬や、吉田松陰、勝海舟などの明治維新の志士達は、アジアの殆どの国が西欧列強の植民地になっている情報をいち早く掴み、「このままでは日本も植民地になってしまう」という危機を感じました。

その危機感が明治維新の原動力になっていったのです。

ところが、現代は幕末よりも情報が溢れているにも関わらず、中国の日本属領化の魔の手が迫っていることに、多くの国民が全く気付いていません。

マスコミの情報統制もあって、今、日本が大きな国難に面していることは全く報道されていません。

幕末、明治維新の志士たちが、外国の情報を知った者の責任として、多くの人びとに啓蒙し、行動していったように、私たち幸福実現党は、真実を知った者の責任として、日本に迫る国難を広く国民に伝えていく責務があると感じております。

今回より、数回に渡って、中国の海洋覇権を中心に、中国の日本属国化が始まっていることをお伝えして参りたいと存じます。(つづく)

佐々木 勝浩