パキスタンの水没は、序章に過ぎない。 | 福祉主義の経済

福祉主義の経済

幸福度が高い福祉国家を目指すのが、福祉主義の経済システムである。
温暖化を加速させているのは、大量消費の経済が原因である。

パキスタンの国土の3分の1が水没した。これは、温暖化によって氷河が溶けて大洪水になったからである。気候変動による史上最悪の被害となった。パキスタンだけの問題ではない。干ばつのヨーロッパ、森林火災のアメリカ、砂漠化のアフリカなど、世界中の問題である。このままでは、世界中で、豪雨、洪水、干ばつ、砂漠化、森林火災、水不足、台風の大型化、氷河の融解、海水面の上昇などによって地球が滅びていく。さらに言うと、SDGsでは追い付かないほどのスピードで、被害が巨大化していることが大問題である。もはや、根本的な解決策しか方法はないほどにまで深刻になっている。
 
温暖化の原因は、経済成長である。先進国は、飽食で食べていけるのだから、物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを追求すべきである。ゆとりある豊かな暮らしをしていくべきなのに、経済発展ばかりを追い求め過ぎである。企業が儲けのために競争ばかりしているのは、自由主義経済=資本主義経済だからである。だから、福祉国家のような税制と福祉経済にすることで、老後まで安心して暮らせるような国にすることが重要である。福祉経済とは、国民が作り上げた国の富を全国民に再分配する福祉国家の経済システムである。
 
岸田内閣が、「新しい資本主義」を唱えているようでは解決するわけがない。資本主義経済が温暖化を招いたのに、それを「新しい資本主義」にしても、儲け主義の根本は何も変わってはいないからだ。経済学者は温暖化を招いた自由主義経済を反省すべきである。温暖化を回避できる経済にしていくべきである。根本的解決しか方法はない。
 
 洪水→気候変動→温暖化→経済成長→自由主義経済→福祉主義経済
 
格差社会における私利私欲が温暖化をまねき、地球と人類を滅ぼす。格差は、諸悪の根源である。だから、格差を無くそう。
 
警告する。パキスタンの水没は、あくまでも、地球崩壊の序章に過ぎない。気候変動は、地球を破壊し始めている。
 
 
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