(1)河合塾入試難易予想ランキング表

 
 入試難易予想ランキング表は、河合塾が予想する各大学の入試難易度(ボーダーライン)を一覧にしたものです。志望校合格のためにどのくらいの得点や偏差値が必要になるのかを認識したうえで、どの大学を志望するかを決めるとよいと思います。
 

 

 

(2)国公立大学工学部のランキング表を見て思ったこと

 

 国公立大学工学部のランキング表を見てみるといろいろなことがわかります。

kk08.pdf (keinet.ne.jp)

 

①都会にある大学の入試難易度は高い

 

 都会にある大学の入試難易度は高くなっています。

 

 これは逆に言えば田舎にある大学ほど、「良い大学の割には入学しやすい」ということが言えるのだと思います。

 

 東京工業大学と東北大学では東京工業大学の方が明らかに入試難易度は高いといえると思います。ただし、大学の研究レベル、教育レベルが入試難易度通りになっていると言えるのでしょうか?

 

 室蘭工業大学や北見工業大学は入試難易度はだいぶ低くなっていますが、結構いい大学だと思います。進学先として考慮してもよいと思います。

 

②歴史の浅い公立大学の入試難易度は低い

 

 「歴史の浅い公立大学の入試難易度は低い」というのも傾向としては言えると思います。

 

 公立大学、特に地方の市立大学は経営難に陥りつつある私立大学を設置自治体が公立化した例も多く、研究レベル、教育レベルがあまり高くないとみなされてしまうからだと思います。

 

 しかし、公立化して入試難易度は上がりましたし、「国公立大学」と一応の評価は得られますし、授業料や生活費は安いです。

 

 選択の余地があるのだと思います。

 

 三条市立大学、筑波技術大学、山陽小野田市立大学、高知工科大学、北九州市立大学などはいかがでしょうか?