印刷のトンボと塗り足し

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こんにちは!ポケットフォルダー印刷通販専門店 ADFile(アドファイル)です。블루 하트

 

皆さんは「トンボ」と聞くと、大体の方が一番最初に昆虫のトンボを思い浮かべると思います。
実は印刷業界にも「トンボ」がいまして、印刷工程や加工工程でとても重要な役割をもっています。
完成品には残っていないので、実際に印刷した経験がないとなじみの薄い印刷用語です。
今回は印刷をするにあたって必要不可欠な要素のひとつであるトンボの種類やそれぞれの役割についてご紹介していこうと思います。
また、それと関連して、知っているとどこかで役に立つかもしれない印刷用語「塗り足し」についても見ていこうと思います。


印刷データの「トンボ」とは?

トンボとは、印刷物の作成時に完成サイズに仕上げるための目印を指します。
印刷や加工はトンボを基準にして行われるため、印刷データの中でも重要な役割があります。
仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせや位置確認のために使われます。
版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印のことで、英語ではtrim mark(トリムマーク)と言います。
どの位置につける場合でも十字のマークがあり、それがトンボの形に似ている事からその名が付けられました。
二本の線がちょうど交差している部分を頂点として、内側の線が仕上がり位置となります。
一般的に天地・左右の中央に付けるものを十字トンボ(センタートンボ)、仕上がりサイズの四隅に配置するものを角トンボ(コーナートンボ)と呼びます。

                           

1.コーナートンボ(内トンボ)
四隅につけられるトンボは内側と外側で役割が異なります。
内側の「内トンボ」は印刷の仕上がりサイズを表し、二重線が交差した部分にデータの角を合わせて調整します。
断裁や仕上がりサイズを決める役割を担っているため、「裁ちトンボ」「仕上がりトンボ」とも呼ばれています。

2.コーナートンボ(外トンボ)
印刷された用紙は複数枚を重ねて、トンボを基準にまとめて断裁します。
ただ、印刷位置のズレや用紙の伸縮、重ねた時の微妙なズレ、刃先の流れなど、さまざまな要因によって断裁には数mm程度のズレが生じます。
これは「断裁ズレ」というもので、断裁ズレは必ず起きてしまいます。
そのため、フチなし印刷の場合、多少ずれても大丈夫なようにあらかじめ仕上がり位置より一回り大きく絵柄を作成する「塗り足し」を行います。
この塗り足し領域を示すのがコーナートンボの外側で、外トンボの長さ=塗り足し幅となります。
断裁ズレが1~2mm程度であることから、塗り足しは3mmほどに設定されるのが一般的です。

3.センタートンボ
印刷データの天地・左右の中央に置かれるトンボです。
主に多色刷りの見当合わせに使われ、両面印刷を行う場合は表裏の位置合わせの目印にもなります。
また、カタログや冊子といった印刷物の場合は、ページ番号を入れる位置の目安としても使用されます。
こうした役割から、別名「見当トンボ」「レジスターマーク」とも呼ばれています。

                            

データ作成時の塗り足し

塗り足しとは、仕上がりサイズよりも外にある、裁ち落とされる部分(作業サイズ)のことをいいます。
フチまで確実に色を印刷したい場合(紙端まで色を印刷したい場合)は、塗り足しが必ず必要になります。
なぜ塗り足しが必要なのかというと、印刷物は実際の仕上がりより大きな用紙に印刷されます。
ご指定いただいたサイズの四方を断裁して仕上げる際、用紙を何百枚も重ねて断裁するため、多少の断裁ずれが生じることがあります。
少しでもずれが生じると、紙端に白色(印刷されていない部分)が出てしまうため、絵柄や背景色を実際の仕上がりよりも余分に大きく作成していただくことが必要です。
塗り足しは、断裁線(仕上がりサイズ)よりも最低3mm以上外側まで背景を拡大するよう作成してください。


弊社ADFILEの塗り足しサイズ

                          

                            
・作業サイズ :
仕上がり線まで線や背景が掛るデザインの場合、作業サイズまでの余裕(塗り足し)が必要です。
仕上がり線ちょうどのところまでしか塗られていない場合、裁断の時、ズレにより、紙の縁に「白」が入ってしまいます。
基本となる塗り足し幅は3mmです。

・仕上がりサイズ :
注文内訳の仕上がりサイズです

・編集サイズ :
ロゴや文字など切れてはいけないデザインを入れるサイズです。
大事な情報は仕上がり線より3mm程内側に配置します。

背景色や紙端まで確実に印刷されたい写真やオブジェクトのみを、 実際の仕上がりサイズより上下左右に3mmずつはみ出して大きく作成していただくことで、塗り足しが作成されます。
全体を上下左右に3mmずつ拡大された場合、配置されている文字や切れてはいけない写真も拡大され、仕上がりサイズ外へ出てしまうことがあります。
この場合、文字切れやレイアウトが変わってしまう原因となりますので、ご注意ください。

入稿データの再入稿をお願いする際に、「塗り足し不足」でのデータ再入稿のお願いをすることがあります。
入稿されたデータをチェックすると、データの不備として多いのが塗り足し不足です。
全ての辺だったり、4辺のうち1辺だけ無かったり、画像は塗り足しがあっても線には無かったりなどですね。
うっかりミスや、塗り足しの方法を勘違いしていたりと原因は様々ですが、入稿後にデータの不備があると、印刷工程に入れません。
不備があった場合、お客様と連絡を取り合い、修正やデータの差し替え(再入稿)となり、納期が変わってしまうこともあります。
塗り足しは気をつけてチェックすれば必ず防げるミスなので、入稿前には是非ともご確認をお願いします。
一旦入稿すると、データチェックなしに印刷製本の工程に入る印刷会社もありますので、ご注文時にご確認ください。


トンボと塗り足しについての注意点

塗り足しのチェックは、入稿する前に何度も確認することがとても大事です。
なぜなら、発注先では塗り足しが必要か、そうでないかわからない時があるからです。

仕上り位置付近に文字や、デザインを配置されていると、内側へ断裁がずれたときに、文字が切れてしまうおそれがあります。
切れてしまってはいけない必要な情報は、仕上りより3mm内側に配置してください。
ページ数が多い冊子などは、5mm以上内側に配置すると文字が切れる心配がなく安心です。

範囲の広い色ベタや、写真の塗り足し不足はどこまでが断ち切りデザインで、どこからが断ち切りじゃないのか、なかなか判断がつきません。
データ作成時点で塗り足しに不足があると、ミスに気付かずそのまま印刷されて、意図しない仕上がりになってしまうことがあります。
塗り足しが足りないまま印刷されてしまって、狙った効果が出なかったということのないように、上下左右に余白が出るように調整してください。
フチ無し印刷ではないようにデータを修正し、データを入稿するのをお勧めします。


弊社では、A4サイズ以外のポケットフォルダーやクリアファイルの製作も可能です。
完成サイズをご確認いただき、弊社顧客センター(050-5840-0250/info@adfile.jp)にご相談ください。
商品のお見積りのご案内をさせていただきます。

お見積りはメールでのご案内が基本となりますが、内容が複雑な場合はお電話させていただくこともございます。
会員の方には予めアカウントにご登録されているメールアドレスに送信いたします。
なお、お見積りによってはご連絡にお時間がかかる場合もございますので、ご了承くださいませ。

商品に関するご質問やご要望など気になることがございましたら、お気軽に顧客センター(050-5840-0250/info@adfile.jp)までお問い合わせください。

 

 

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お客様のお役に立てますよう、ご提案をさせていただき、より良い印刷物を提供できるようにご支援をさせていただきます。ご不明な点やご要望などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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