日経ガイアの夜明け 不自由が価値を生む | 艶(あで)やかに派手やかに

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「女性」✕「発達障害」✕「アラサー」×「グローバル」の立場からダイバーシティ(多様性)について発信しています。

1月30日テレビ東京で放送された日経ガイアの夜明けに、ミライロの垣内俊哉社長が出演。

ミライロといえば、昨年秋に私がココライフ女子部として表彰台に上がったユニバーサルマナーアワードを主催している会社。
理念は「バリアバリュー」といい、今まで「バリア」として捉えていたことも、考え方や周囲の向き合い方次第で「強み」や「価値」に置き換えることができる。バリア(障害)をバリュー(価値)に変え、社会を変革しよう。ミッションは、自らの色を描ける未来、自らの路を歩める未来をデザインすること。未来色→ミライロです。
「不自由が価値を生む!」という番組の題字が力強い。時代が変わる…そんな気にさせてくれます。

日本の会社は健常者向けに作られていて、しかも個人に合わせた職務設計を嫌うため、障害者には非常に働きにくい。いくらバリアフリー化やダイバーシティ推進や合理的配慮をしても、無理な人はいるのではないか、と思うこともあります。

垣内さんは病状が安定せず、数年に一度は入院して手術をしなければならない。ダイバーシティへの意識が高いと自負する企業でも、そんな人を受け入れる覚悟はあるでしょうか。

これを根本的に解決するために、当事者自身が障害者による障害者のための会社(特例子会社ではなくて)を立ち上げるのはいかがでしょうか?
社長は、自ら会社のルールを作ります。社長の仕事は、実務というより、報告を聞いて業務上の判断をしたり、外部と交渉することが中心。実務は部下が行うことが多く、また部下が配慮する側になります。すべてではないにせよ、マネジメント的な役割にいた方が、かえって実力を発揮する当事者もいるかもしれません。
ミライロはそれを体現した希少な会社です。