日本翻訳ジャーナル2018年1/2月号 | 艶(あで)やかに派手やかに

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「女性」✕「発達障害」✕「アラサー」×「グローバル」の立場からダイバーシティ(多様性)について発信しています。

筆者が翻訳業界のイベント「翻訳祭」での講演を報告した記事2本が、「日本翻訳ジャーナル2018年1/2月号」に載っています。
どちらも興味深い内容でした。

制限言語の世界共通規格化を考える―制限言語を活用して翻訳のわかりやすさを向上させる

中村 哲三 Nakamura Tetsuzo


英語は事実上の世界共通語となりました。日本人には、どれだけ英語を勉強しなければならないんだ…と気が重い話かもしれません。しかし、あれほどダイバーシティ&インクルージョンが叫ばれる時代。現実的にも英語を母語としない話者は無視できない存在になっています。ノンネイティブがネイティブスピーカーに近づくように努力するだけでなく、英語そのものを、ノンネイティブでも学びやすく、訳しやすくする必要があるではないか。特にノンネイティブ同士であれば、なおさらそうしていいのではないか。そのようなニーズから編み出されたのが制限言語です。ここでの制限とは、構文の複雑さなどのテクニックを制限した、という意味です。

 今こそチャンス!助成金獲得の㊙テクニック~助成金受給を完全アドバイス

武田倫明 Takeda Michiaki


翻訳者にはフリーランスだけでなく、企業で派遣や契約で働いている人も多くいます。現在、安倍政権が正社員を増やすことに力を入れている背景もあり、正社員にキャリアアップさせた事業所に出る助成金制度が使いやすいように改正されています。キャリアアップ助成金のなかで重要なのは、有期雇用から正規雇用に転換したケース。これを申請すれば1人あたり57万円出るので、事業主にとっては悪い金額ではないでしょう。これを会社に提案してみるのはいかがでしょうか。