「アデハデ」に込めた想い・第4回 勉強 | 艶(あで)やかに派手やかに

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今回は学校の勉強について書いていきます。
一番得意だったのは英語・社会・音楽でした。算数・数学も苦手ではありませんでした。国語はいまひとつで、文章題はどう解いていいのかわからなかったと思っています。多くの人が国語の文章題はわかりにくいと言いますが、私などは特にそう思います。体育は平均より下でした。
発達障害は見えない障害と言われますが、授業についていけないタイプの子は見て分かるんです。私や紀香の場合は、授業中に一方通行な話をする部分もありましたが進行を妨げるほどではなく、授業中に立ち歩いたこともなく、それなりの点数を取っていたので、そのような性格だとしか思われなかったと思います。
ここでひとつエピソードを。私はテストが返って来た後、他のクラスメイトがなぜ点数を隠すのがわかりませんでした。私はクラスメイトから点数を尋ねられたら、いつもあっけらかんと正しい点数を話していました。それが「自慢している」と言われたこともありました。また、賢そうに見える子が「難しかったよね」「全然良くなかったよ」と話すことも理解できませんでした。中学生になってからその意味がわかりました。先生が「テストの点数はプライベートなことだから知られたくないこと」「自慢していると思われないために、わざと良くなかったと答えることもある」と教えてきました。実はこのような体験は、頭のいいタイプの子に多いんです。

次回は友人関係について書いていきます。

長谷 ゆう