わたくし現在和歌山県在住なのですが、なんと和歌山からは徳島までフェリーが出ています!

 というわけで、およそ2年前にこちらに来てからずっと乗りたいなって思っていた南海フェリーにようやく乗船しまして、徳島港に上陸、そのまま市営のバスで鳴門市まで行ってきました~!

 途中バスの乗り換えミスって1時間ほどロスったものの(おとなしく徳島駅まで行って乗り換えた方がおそらく安全)、無事潮目のいい時間に着きまして、渦潮観潮船に乗って渦潮の迫力を間近に見、そのあと大鳴門橋の遊歩道『渦の道』から観察もしたのでした。

 鳴門海峡は風が強く、遊歩道も風が抜けるよう金網なので、3年分の潮風に吹かれてきた気がするよ。基本的に出不精なので、家を出た瞬間から「帰りたいな……」の気持ちがチラついていましたが、それでもめちゃめちゃ楽しく、充実した一日を過ごしてきたのでした。半分以上は船上&バス乗車でしたが日帰りできちゃうんだな~。なお、鳴門公園(大鳴門橋の麓らへん)までは、徳島阿波おどり空港からもバスで行けます。一日乗車券とかバスロケーションシステムもあって便利。帰りの船にはお遍路帰りっぽい人もちらほら。通い遍路といって、何回かに分けて巡ったりするようです。

 とりあえず2年越しの気になってたこと実行したので大変に満足しました。もっと気軽に身軽に日帰り旅できる人間になりたいな~。

 

南海フェリー「あい」

 これは帰りの徳島港で撮影したものですが、南海フェリーの「あい」。「かつらぎ」と2隻体制で和歌山港と徳島港を結んでいます。大阪は難波から特急サザンで和歌山港まで1本で行けちゃう。和歌山港から徳島港へは約2時間の船旅。

 

渦潮観潮船わんだーなると

 こちらは渦潮観潮船、わんだーなると。観潮船は2社ありまして、こちらの会社には渦潮を水中から見られる船もあります。要予約だけど、運航と空席あれば当日現地でも券買えそうでした。

 

わんだーなるとからみた渦潮

 鳴門の渦潮、横から! 背があまり高くないのでいい感じに巻けてるのが写っている写真が少なかったんですけど、船は渦の発生する潮の境目のすぐそばまで行くので音にしぶきに大迫力でした。ダイナミック。

 

『渦の道』から見た渦潮1

 

『渦の道』から見た渦潮2

 そして鳴門の渦潮、上から~!! 大鳴門橋遊歩道『渦の道』から。鳴門市側からは徒歩で渦潮の真上まで行けちゃうんですね~。渦を巻く様子は、上からの方がよくわかります。天候シミュレーションで台風出来るところにも似てる。

 

『渦の道』から見た潮の境目

 『渦の道』から、潮の境目に向かう帆船風の船。この船はどっから出てるのかな~。

 

電車を通す予定だったところ。

 これは、夢のあと(大鳴門橋に電車を通す予定だったらしい痕跡)。不穏な感じに撮るのを頑張りました。

 

名勝鳴門。鳴門公園千畳敷展望台から、大鳴門橋。

 

鳴門公園千畳敷展望台、柵渦模様。

 鳴門公園にはいくつか展望台がありまして、こちらは千畳敷展望台。柵も渦模様でかわいい。

 

多分千畳敷でみた阿波踊りの顔はめパネル

 多分、千畳敷展望台で見かけた顔はめパネル。徳島と言えば、阿波踊り。

 

千畳敷展望台そばのカフェ『UZUrhythm』のピザ

 

千畳敷展望台そばのカフェ『UZUrhythm』のクラフトコーラ

 おやつタイムにずれ込んでしまったお昼ご飯を千畳敷展望台にある地元食材を使うカフェ『UZUrhythm』にて。徳島産レンコンとソーセージのピザと、すだちのクラフトコーラ! 焼きたてピザおいしかったです。鳴門金時とうず塩のソフトクリームの入る余地が私のおなかになかったのが残念。

 

南海フェリーの船上より

 帰りの船に始まり、朝の船からの景色で終わりますが、楽しかったのでもっと早くに行っておけばよかったな~。大鳴門橋記念館Eddyとかエスカヒル鳴門(すっごい長いエスカレーター)とか、まわれなかったところもいっぱいあるので、また行きたい。

 というわけで、Netflix版ドラマの感想に続けて、書籍読んだときの感想を。

 

★以下読書メーターより、2019年8月の感想。

 読んだ~~~!!! いろいろてんこ盛りですごくて、ネタバレしないようにするにはどう語ればいいかわかりませんが、読み応え抜群で、読んだぞ感が味わえます。面白かったですっ! 知識層の人たちの、そうでない人々に対する愛憎というか、蔑みと羨ましさが綯い交ぜになった感じが中国っぽいなと思いました。最終的には生命力というか生存する力に持って行くあたり、あー世界中に華僑がいるわけだよね、と思ってしまう。これで三部作の1作目とのことなので、続刊も楽しみにしています。

 展開が二転三転する度に新しい要素がぶち込まれるので、よくもまあそんなに引き出しありますねぇぇぇ!となりました。とてもよい。

 行き詰まったときの、史強兄貴の「飲め! 食え! そして寝ろ! 考えるのはそれからだ」みたいなサポートとか、「いいからこれを見ろ!」みたいなやや強引な目の開かせ方がすごくよかったので、心に史強兄貴常駐させたい。人類みな蝗。

★★★読書メーターでの記載ここまで★★★

 

 史強兄貴のことは、今でも心に常駐させたい。このころのTwitter(当時)の記載見返してたら書店で品切れしていて注文したみたい。すごく爆発的にヒットしてましたよね。それも納得の面白さでした。

 書籍読んだときすごく衝撃的だったのは、やっぱり冒頭の文化大革命のシーン。ものすごく生々しくて、そんなに血なまぐさいことだったのか、と本当に衝撃を受けた。これはやはり、その国の人でなければなかなか描き得ないことだろうなと思った。Netflix版ドラマでももちろん描かれていたけれど、文章で読んだ方がより生々しく感じたように思います。そこだけでも、本当に読む価値ありだと思うな。

 細かいことは忘れてしまったので、2部3部読む前に再読かな~。ハードカバーで積んでしまっているけど、文庫が出たとのことだし、文庫で読みたい気持ち……。あ、でも『三体』は通勤時とかも持ち歩いてぐいぐい読んでたな。その労をいとわないぐらい面白かったんだ……。

 

 ちょうどその頃やっていた感想文キャンペーンでもなんか書いてた。どんだけそのシーン好きなのか。

 

 

 あとやっぱり、蝉じゃちょっとダメだったと思う。人類みな蝗なのよ。

 

 

 

 

 実はゴールデンウィークに一気見してたのでした。1話1時間前後、全8話。

 なんか最近の映像作品にしてはずいぶんばかすか煙草を吸うな……と思いましたが、とあるシーンでうまいこと使われていてなるほどな……!という感じ。

 Netflix版は、原作の主人公一人削って、若手研究者の群像劇にするという大胆な脚色。私は削られた主人公が、史強の兄貴に「食え、飲め、そして寝ろ!」みたいに元気づけられているシーンが好きだったんですが、それはないのか~(類似シーンはあったけど、原作ほどの勢いに欠けた気がする)。ちょっと残念でしたがが、これはこれで面白かったな。いろんな人にフォーカスするので飽きないというか。

 ラストシーンは、原作では蝗だったところが蝉になっており、害虫感が薄れちゃっているのはどうなんだろうか……と思いつつ映像としては綺麗でしたね。

 あとは脱水した三体人が巻き巻きされるのがちゃんと映像化されていたのが良かったです。再水化のシーンもよかった。ナノファイバーとジャッジメントデイ号のシーンはすごかった。紙で作った飾りがはらはらと落ちるの怖すぎる。

 あと移民のことにも触れていてよかったな。史強改めクラレンス・シー(ベネディクト・ウォン)が、マンチェスター生まれで中国の故事?はよくわからんって言ってたのよかった。見た目がアジア人でも育ちは完全にイギリスの人なんだな、っていう(そこ行くと映画『バトルシップ』で浅野忠信演じるナガタに孫子の話振ってたのは「区別ついてる?」っていう気もするけど、でもまあ日本の自衛隊員なら孫子詳しくてもおかしくないしね……。脚本家はそこまでわかっていてもホッパーはざっくり「アジア人」認識だった可能性あるよな)。あとベネディクト・ウォンのイギリスっぽい英語もとても良かった。クラレンスっていう名前は「明らか(Clear)」に由来するらしくて、その辺も役柄にぴったりな名前もらってるな~と思った。

 

 原作、実は1部までしか読めていなくて、第2シーズンまでには2部3部読みたいな~。文庫版出たんですよね。ハードカバーで積んでたわ……。Netflix版では削られちゃった主人公、汪淼が出てくる中国版も観たい。

 

 

 第1部って、1冊だったんだっけ……!? めちゃめちゃ盛りだくさんだった気がするので上下2分冊かと思っていた。

 

 

 

 

 あんまり関係ないけどみんな大好き『バトルシップ』。