実はゴールデンウィークに一気見してたのでした。1話1時間前後、全8話。

 なんか最近の映像作品にしてはずいぶんばかすか煙草を吸うな……と思いましたが、とあるシーンでうまいこと使われていてなるほどな……!という感じ。

 Netflix版は、原作の主人公一人削って、若手研究者の群像劇にするという大胆な脚色。私は削られた主人公が、史強の兄貴に「食え、飲め、そして寝ろ!」みたいに元気づけられているシーンが好きだったんですが、それはないのか~(類似シーンはあったけど、原作ほどの勢いに欠けた気がする)。ちょっと残念でしたがが、これはこれで面白かったな。いろんな人にフォーカスするので飽きないというか。

 ラストシーンは、原作では蝗だったところが蝉になっており、害虫感が薄れちゃっているのはどうなんだろうか……と思いつつ映像としては綺麗でしたね。

 あとは脱水した三体人が巻き巻きされるのがちゃんと映像化されていたのが良かったです。再水化のシーンもよかった。ナノファイバーとジャッジメントデイ号のシーンはすごかった。紙で作った飾りがはらはらと落ちるの怖すぎる。

 あと移民のことにも触れていてよかったな。史強改めクラレンス・シー(ベネディクト・ウォン)が、マンチェスター生まれで中国の故事?はよくわからんって言ってたのよかった。見た目がアジア人でも育ちは完全にイギリスの人なんだな、っていう(そこ行くと映画『バトルシップ』で浅野忠信演じるナガタに孫子の話振ってたのは「区別ついてる?」っていう気もするけど、でもまあ日本の自衛隊員なら孫子詳しくてもおかしくないしね……。脚本家はそこまでわかっていてもホッパーはざっくり「アジア人」認識だった可能性あるよな)。あとベネディクト・ウォンのイギリスっぽい英語もとても良かった。クラレンスっていう名前は「明らか(Clear)」に由来するらしくて、その辺も役柄にぴったりな名前もらってるな~と思った。

 

 原作、実は1部までしか読めていなくて、第2シーズンまでには2部3部読みたいな~。文庫版出たんですよね。ハードカバーで積んでたわ……。Netflix版では削られちゃった主人公、汪淼が出てくる中国版も観たい。

 

 

 第1部って、1冊だったんだっけ……!? めちゃめちゃ盛りだくさんだった気がするので上下2分冊かと思っていた。

 

 

 

 

 あんまり関係ないけどみんな大好き『バトルシップ』。