というわけで、Netflix版ドラマの感想に続けて、書籍読んだときの感想を。

 

★以下読書メーターより、2019年8月の感想。

 読んだ~~~!!! いろいろてんこ盛りですごくて、ネタバレしないようにするにはどう語ればいいかわかりませんが、読み応え抜群で、読んだぞ感が味わえます。面白かったですっ! 知識層の人たちの、そうでない人々に対する愛憎というか、蔑みと羨ましさが綯い交ぜになった感じが中国っぽいなと思いました。最終的には生命力というか生存する力に持って行くあたり、あー世界中に華僑がいるわけだよね、と思ってしまう。これで三部作の1作目とのことなので、続刊も楽しみにしています。

 展開が二転三転する度に新しい要素がぶち込まれるので、よくもまあそんなに引き出しありますねぇぇぇ!となりました。とてもよい。

 行き詰まったときの、史強兄貴の「飲め! 食え! そして寝ろ! 考えるのはそれからだ」みたいなサポートとか、「いいからこれを見ろ!」みたいなやや強引な目の開かせ方がすごくよかったので、心に史強兄貴常駐させたい。人類みな蝗。

★★★読書メーターでの記載ここまで★★★

 

 史強兄貴のことは、今でも心に常駐させたい。このころのTwitter(当時)の記載見返してたら書店で品切れしていて注文したみたい。すごく爆発的にヒットしてましたよね。それも納得の面白さでした。

 書籍読んだときすごく衝撃的だったのは、やっぱり冒頭の文化大革命のシーン。ものすごく生々しくて、そんなに血なまぐさいことだったのか、と本当に衝撃を受けた。これはやはり、その国の人でなければなかなか描き得ないことだろうなと思った。Netflix版ドラマでももちろん描かれていたけれど、文章で読んだ方がより生々しく感じたように思います。そこだけでも、本当に読む価値ありだと思うな。

 細かいことは忘れてしまったので、2部3部読む前に再読かな~。ハードカバーで積んでしまっているけど、文庫が出たとのことだし、文庫で読みたい気持ち……。あ、でも『三体』は通勤時とかも持ち歩いてぐいぐい読んでたな。その労をいとわないぐらい面白かったんだ……。

 

 ちょうどその頃やっていた感想文キャンペーンでもなんか書いてた。どんだけそのシーン好きなのか。

 

 

 あとやっぱり、蝉じゃちょっとダメだったと思う。人類みな蝗なのよ。