「テレビ局」の曲がり角 | 内垣新平のブログ

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 これまでもさまざまな曲がり角があったんだろうけど、今もまた、大きな曲がり角なんじゃないか。

 詳細はわからないけど、例の漫画家さんの自死をきっかけにして今いろいろ見解が出てきているようだ。

 もちろんテレビ局側にも事情はあるだろう。他局との競争の中で、次々にドラマを量産しなければならない時に、そう丁寧なことはやってられないという事情もあるのかもしれない。

 

 にしても、原作者軽視は以前から相当ひどいものだったらしいね。そこにはやっぱり、テレビ関係者のおごりもあると思う。「ドラマにしてやるんだ」とか「テレビでとりあげてやるんだ」というような、上から下の立場を見るような感覚がどこかにあるのではないか。

 「テレビはべつに正義じゃないぞ。何様だと思ってんだ」と言いたい気持ちが私の中にもある。だがその一方で「あの店、テレビに出たらしいよ」とか「地元の話題がとりあげられた」とかいったら何か注目してしまう自分もいる。それは否定できないな。

 

 

 それとはべつに今、小泉今日子の発言もネットで話題になっているね。「バラエティはくだらないから出ない」とか言ったという。気持ちはよくわかる。だいたいにおいて、芸能人の・芸能人による・芸能人のためのバラエティが多すぎる。身内ネタで馬鹿笑いしているだけなのに自分が人気があると勘違いしてる芸人も多い気がする。

 

 

 テレビもテレビ局も、そろそろ違う局面を切り開く必要があるのではないか。

 ジャニーズ問題や松本問題は後追いで大騒ぎしてみせるだけ。震災後の被災地の話題は完全にワンパターンの作り方。そんなふうに思えてしまう。

 テレビとは何か。テレビで本当にできることとは?やるべきこととは?やるべきでないこととは?

 テレビという世界。生き馬の目を抜くような厳しい業界かもしれない。それでもどうか、一度は立ち止まって考えてほしい。

 そう思います。