まだはじまってもいないドラマの品定めをしてはいけないかもしれない。
でもそんなことは承知の上で、予告編やら番宣が流れはじめれば、ついつい勝手な第一印象のイメージが生じるのを止めることはできない。
次の朝ドラ「ブラッサム」の番宣がはじまった。細かいことはいいが、とりあえず私が思ってしまったのは、「石橋静河、顔が長いなあ」ってことだった。
そんな、いきなり見た目の話かよ、と批判されるかもしれない。でもそういう印象を持ってしまったのは事実で、嘘はつけない。
もともと顔の長い俳優さんだとわかってはいた。それが、明治期特有の盛り上がった髪型になっているせいで、いっそう顔全体が長く感じる。
う~ん、毎朝この顔とつきあっていくのか、と正直ちょっとひるんだ。大正昭和期に入ればまた変化していくのだろうけど。
ただし。
そう、ここからが大事。
私程度の人間が抱く見た目の勝手な印象は、いざドラマが動き出せばたやすくひっくり返ったり、吹っ飛ばされたりすることがある。それはこれまで、いくつもの朝ドラで体験してきたことだ。
たとえば。
「虎に翼」の伊藤沙莉。「ブギウギ」の趣里。「おちょやん」の杉咲花。さらに言えば「花子とアン」の吉高由里子。「スカーレット」の戸田恵梨香。
これらの人がヒロインと知ったとき、実は私はあまりうれしくはなかった。嫌いとまでは言わないにしても、あまり好きではなかったり好感を持っていなかったりした。
ところが、ドラマが動き出してみれば、そんな私の勝手なイメージは吹っ飛んで、毎日楽しみに見るようになった。
だから。
「ブラッサム」も見かけの勝手な私の印象をぶち壊し、蹴散らせながら飛び出してほしいと思う。
今、「ひよっこ」の再放送を見ながら、毎日楽しみにできるドラマがあることの幸せを感じているところなのです、いやホントに。