内垣新平のブログ

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気まぐれに思いついた事、感じた事など書いてます

「Tシャツが乾くまで」

 

 先週のラストはびっくりした。いやむろん充(松山ケンイチ)は生きていたんだから、どこかで再登場する予定だったんだろうけど、最終回かその前くらいの話だと勝手に思っていた。

 

 さてさて、充はどういう説明をするのか。

「サービスエリアでトイレ休憩してたらバスに乗り遅れちゃって、携帯もバスに置いたままだしバス会社の連絡先もわからないし、こまったなどうしよう、とか思ってたらそのうち、そのバスが橋から転落事故を起こしたと知って、同乗のあづさ(夏帆)も心配だけど、自分自身もなにか不倫旅行のように疑われるのも嫌だし、いっそこのまま失踪しようかと思って・・・」

 いや、変だなこれは。じゃどういう説明になるのだろう。

 

 案外なにも説明らしい説明もないまま、3人でフィルター掃除の話をしながら仲良くピザ食べるとか?まさかね。

 

 

 ところで蒼井優。

 実は私はあまり好きではない女優だった。嫌いとまでは言わない。だから出ていれば見るけど、あえて好んで彼女の出演作品を見たいとか思ったことはない。

 例外は映画「フラガール」で、これはいい映画だったし、彼女も良かった。

 しかし今回のドラマで、ことに先週のひとり芝居モードの展開を見せられて、すごいな蒼井優と今さらだけど思ったということをここに記録しておきたい。

 

 

 

 

「マイ・フィクション」

 

 主役の玉森裕太が「え?そっち側?」となってきて、この先どうなるのか。もはや誰がいつそっち側でも、あるいはこっち側でもおかしくないような状況になってきた。

 まあしかし、犯罪者の記憶を入れ替えて別人として社会復帰させる社会実験だったということはわかってきた。

 

 まだまだこの先、「実は・・・」という展開がいろいろあるんだろうな、と覚悟しとくのがいいだろう。

 玉森も「そっち側に戻ったと見せかけて実は」ってことかもしれないし。

 

 

 

 

「VIVANT」

 

 これもまたラストで阿部寛が「え?そっち側?」という展開になった。いやいや彼はつまり潜入捜査するために、そっち側と見せかけているのでは?

 

 

 このドラマに限らないけど、最近は視聴者の考察合戦が激しいから、制作側としてはそういった視聴者の考えのさらに上をいくような、想定外の展開をラストにもってきたがる傾向があるよね。

 来週も必ず見てもらうために、ってのはよくわかるし、まあそれは最近どころか昔からある手法だろうとは思う。

 

 

 でも本当は、そういう想定外とか意外性とかで引っ張らなくても、ただ毎回の展開が充実していれば、よい視聴者は見てくれると思うんだけどなあ。

 

 

 

 ちなみに(まったくどうでもいいことだけど)先日私が考えた今後のトンデモ展開はこうだ。

 

 最後の敵すなわちラスボスは堺雅人の上司・キムラ緑子である。で、天才ハッカーの花岡すみれは、実はキムラ緑子の娘。ただし親子関係は致命的な対立関係にあって、最終回ではキムラ緑子の側のAIと花岡すみれのハッカー能力との壮絶な戦いになる。

 

 え?それならここまで主役級の堺雅人や阿部寛は何だったかって?むろん母娘の最後の死闘を準備するための狂言回しだった、ということです。

 花岡すみれは妊娠していてその相手は、小日向文世かと思ったら松坂桃李の方だった、という展開を追加してもいいですが。

 

 どうです?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 むかし読んだ。40年以上前のことだ。詳細は覚えていないが、おもしろかった記憶はある。

 

 それがドラマ化されると知って再読した。歳のせいか「読む体力」みたいなものが落ちてきていて、なかなか一気には読めない。

 

 戦時中、徴兵を忌避して日本各地を渡り歩いた男の物語である。その男の過去と現在とを激しく行き来しながら、ストーリーは進む。

 ただこの著者の書き方もかなり独特で、過去のことかと思うと現在になっていたり、あるいはその逆だったりする。むろん意図的にそういう書き方をしているだろう。読む身としては、ちょっと読みにくい。

 

 しかし終盤、国家論みたいな対話が出てくるあたりから、読む手が止まらなくなる。一気に物語は進みラストへ。

 

 このあたり、丸谷才一の本領発揮と言うべきで、さすがに読ませるなあと思う。

 

 

 ドラマは今日(土曜日)21時からBSNHKで。もうすぐだ。

どうかなあ。連続ものではなく今日だけみたいだから、かなり省略したりアレンジされているんだろうなあ。

 できれば全5回くらいで作ってほしかったな。

 

 

 でも、今ではあまり読まれなくなったと思われるこの名作を取り上げてくれたことはうれしい。

 これを機に読む人が少しでも増えるといいと思う。 

 

 

 

(追記)

今、見終えた。

とても、とても、残念な出来具合だった。

 

だれかの言い草を借りて「このドラマのことは嫌いになっても小説のことは嫌いにならないでください」と言っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろんこんな言葉はあまりうれしくはない。

けれど大きな災害があるたびに、この国は災害大国だなあと思ってしまう。

 

 熊本でまたしても大きな地震があった。10年前の地震からやっと少しづつ前を向き始めていた人も多かったろう。そこにまた起こるなんて。

 

 多くの専門家の方々は、「けっして地震が活動期に突入したわけではない」と口をそろえて言うけれど、それは私たち庶民の感覚からはちょっとずれている。

 そもそも私たちは地質学的な時間を生きているわけではない。せいぜい数十年の人生を、世代を継ぎつつ生きていくのである。

 

 そうやって見たとき、わずか数十年の間に阪神淡路があり、東日本があり、能登半島、熊本と大きな地震が起きたのは、地殻変動の新しい局面に入りつつあるのでは?と思えてしまうのは避けられない。

 

 もちろん餅は餅屋、専門家の判断のほうが私たち素人よりはましなんだろう。そうは思う。

 

 でも、まあ私が東海地方の人間だから余計に思うのかもしれないが、「東海大地震がくる」なんて話題は子どものころからずっとあった。「駿河湾を震源とするマグニチュード7以上の・・・」といつも聞かされていた気がする。

 が、今までのところそれは来ず、その間に阪神淡路や東日本が来てしまった。

(そもそも東海大地震がなぜあんなに騒がれたかについてはいろいろな説もあるらしいが、今はおいておく)

 

 

 結局、地震学なんてものはまだまだ分からないことだらけの未熟な学問だと思う。いくら今の専門家が否定したって、100年後とか500年後とかには、そういえばこの時期から活動期がはじまっていたね、という話になるかもしれない。

 

 

 

 しかも、災害は地震だけではない。猛暑・台風・ゲリラ豪雨・洪水・土石流・噴火・竜巻・豪雪。

 本当に災害大国日本なんだよ。むろんその多くは地球温暖化に起因するものかもしれないが、でもよくよく見てみればけっこう人災的な側面もあったりするのではないか。

 

 だから。

 

 この間のドラマ「銀河の一票」じゃないけど、みんなが安心安全に暮らせる街を国をつくってくれよ、政治家のみなさん。