『デューン 砂の惑星PART2』IMAX
2024/3/22 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 9スクリーン F-17
映画館の大画面と大音響で観るべき映画ということで、
IMAX上映のあるうちにと、公開初日(3/15)から1週間が経過した、
22日の金曜日にようやく鑑賞。
どうやら本格IMAX作品なので、本来の縦長・スタンダード比率(縦3:横4≒1:1.33≒1:1.43)の映像も満載っぽいが、
だからと言ってわざわざ関東で唯一、正当比率で映写可能な池袋グランドシネマサンシャインまではとても出向けず、
止むを得ず1:1.90(1:1.78)比率で最大・最上・最寄りの、
テラスモール松戸のユナイテッド・シネマでおなじみ鑑賞。
思えばチャリ通が可能な場所とは知らず、
雨天でもあって律儀に電車で夜半の最終最速上映に駆けつけ、
帰りの電車に苦労した、悪夢の『シン・仮面ライダー』IMAX体験からはや1年。
2023/3/17 ユナイテッドテラスモール松戸 9スクリーン G-21
私もずいぶん成長しました。
でもってこれから『砂の惑星PART2』の感想を述べますが、
1作目『DUNE/デューン 砂の惑星』IMAXの感想はこちら。
2021/10/15 池袋グランドシネマサンシャイン シアター12 f-29
ここで断っておきますが、
フランク・ハーバートの『砂の惑星』原作の熱烈な愛読者とか、
白井美也子
映画は見ておりませんで、原作本の話。
デューンシリーズは、私が中学~高校時代にSF読みの通過儀礼として手に取り、『砂の惑星』『砂漠の救世主』『砂丘の子供たち』まで読みましたが、あまり内容は覚えていません。『砂漠の神皇帝』は、レトII世が砂虫と化しているという設定に付いて行けず、数頁で挫折。その後のシリーズも食わず嫌いで読んでいません。
ジェズイット教団=イエズス会の暗喩/もじりだそうです。
2024/03/22
そんなこんなで、これこそ映画!と、
『ブレードランナー 2049』(2017)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作に全幅の信頼を置いておられる方々には、
「こいつ、何にも分かってねえじゃん!」なダメレビューだとは思いますが、
それが私のウソ偽らざる感想なので、
自分と意見が食い違うってだけで、
わざわざコメントしてこないでくださいね。
と申しますのも、
この記事(③ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突)に対して、
めっきゃく
というメッセージが来たのとは雲泥の差ですよね。
意見や感想の相違を、そういう噛みつきかたでしか処理できない方は、互いの精神上よろしくないので閲覧をご遠慮願います。
さて『デューン 砂の惑星PART2』、最初から半分くらいはあくびも出ずに、
重厚な世界観の構築と、リンチ版ほど露悪趣味でなくても、
他作品とは一線を画する映像に浸ってはいたんですよ。
とにかく気になったのは、
主人公の母役の女優の名前が浮かんで来ずに、
上映中に何度スマホを操作して、
「ミッションインポッシブル」
「グレイテストショーマン」
で検索しようとしたことか!
だけど最近、Z世代の人とのやり取りで、何でもかんでも通話中にネット検索されて、
「ネット検索だけで 、そこに至るまでの途中経過だとか、ホントの真実が出てくるなんて思うなよ」とウンザリしてた苦い経験もあり、
まさか映画鑑賞中に、自分でもその真似事をするわけには意地でも行かず。
「ええっと、この人、なんて名前だっけ?」
という思いに頭が占領されたまま、
そのついでに映画を見ているような状況が半分ほどまで続き、
まずはようやくファーストネームが「レベッカ」だったことを思い出した。
だけどファミリーネームがなかなか思い出せず、
「レベッカ・レイボーン(タレント、ベッキーの本名は「レベッカ・英里=エリ・レイボーン」)だっけ?」だとか、
脈絡のない思いを浮かべながら、
それを突き止めたくて、
思い出すまで、頭の中でああでもない、こうでもないと考えあぐね、
ようやくにして、「そうだ!レベッカ・ファーガソンだ!」と思い出した。
それでよっぽどスッキリしたんだろう。
もう目を覚ましている必要がなくなったため、
いつの間にか寝落ちしてしまい、
起きたらゼンデイヤが決意を秘めた表情で、
馬を駆るようにサンドワームを乗りこなす姿勢になっていて、
すぐにエンディングクレジットに切り替わっていた。
ということは、私にとって『デューン 砂の惑星PART2』という映画は、
レベッカ・ファーガソンの女優名さえ思い出されれば、
本編への興味関心がたちまち薄れて、寝落ちしてしまう程度の映画でしかなかったわけである。
それでも、ハンス・ジマーの音楽だけは見事だった。
おしまい。
私が読んだ旧版は矢野徹さんの訳ですが、英語学的には多々問題があるそうで。
一例を挙げれば、SandWorm砂虫 に「サンドウォーム」とルビがふってあった。これは私の英語学習に混乱をもたらしました(恨)。
wormの発音のカタカナ表記は、「ワーム」のほうがまだしも近いですよね?「ワームホール」て言いますものね。「ウオーム」では warm暖かい と誤解するではないですか。
このたび新訳本を本屋でチラ見して、固有名詞の訳語が改められているのを知りました。また、映画は映画で、表記が違うこともあるようです。
Paul Atreides ポウル・アトレイデ → 映画では「ポール・アトレイデス」で、「ス」が付く。これは1984年のデイヴィッド・リンチの映画や、テレビシリーズでもそうだったようです。
Alia Atreides エイリア・アトレイデ → 新訳では「アリア」に変わっていて、誰だよ! 歌曲の「ariaアリア」かと思いましたが、綴りが違いますね。