『糸』
2020/8/22 TOHOシネマズ西新井 スクリーン10 F-8
とても良かったです。
この映画を批判的に見るような人間にはなりたくありません。
人生経験で受け取り方は変わりますが、
私は強くオススメします。
ただ、
今後別稿を立てて再評論もどうかと思うんで、
書いてはおきますが、
ここから先を読むのは、
必ず映画本編をご覧になってからにしていただかないと、
新鮮な鑑賞体験を損ないますので悪しからず。
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鑑賞前は不安要素が多く、
公開後の評価も分かれていたため、
いくぶん懐疑的ではあった。
つまり、
☆5つ評価になる予感や予想もあれば、
☆1つ評価もうなず(づ)けそうな予想も立ってはいた。
予告から思い浮かんだのは、
本作の発想は、
2020/1/17公開
のエンディングに、
中島みゆきの「時代」が流れるのだが、
本編作劇と無関係に付け足されていたことの反省からではないかと。
だが、今年の1月公開作の『記憶屋』を参考に、
当初の公開予定日はたった3ヶ月後の4/24、
コロナ禍の影響で8/21から本公開、
1日限定の特別先行公開は8/12だった
『糸』を作っていたんでは、
とても間に合わないため、
『記憶屋』完成前の制作中に東宝社内で参考にしたのではなかろうか。
そう考えた理由は、
中島みゆきの楽曲をテーマに据えた映画作りとなれば、
他企画とバッティングを避けるためには、
事前リサーチは欠かせなかったはずだから。
同じ観点から、『糸』と要素がかぶる映画は色々あって、
思いつく限りを羅列しておくと、
- 『歓喜の歌』(2008)
- 『ゴールデンスランバー』(2010)
- 『弥生、三月 -君を愛した30年-』
- 『ステップ』(2020)
——等々が挙げられる。
だが同じ素材でも調理法で別の料理ができあがるのと同じく、
『糸』の料理の仕方は手際も良く、
感心するできばえでした。
ある人を尊重する際、
比較としての他者を否定していないのがポイント高し。
もっと書きたいところもあるが、
更新時間になったため、
それは改めて別の機会に。
本日のおつとめ
2020/8/23
チャンネル変更後の、過去の未紹介動画
2020/8/17