たまにはしくじる、あの人あの会社
これ(Catalinaって「かったりいな!」/Mac台風【その3】)からの派生記事。
秋葉原で海洋堂を訪れて驚いた。
という新製品が発売され、
ウインドウに展示されていたのだが…
いや、さすがに造形に難があると言っても、
同じ海洋堂の
↓初代マンCタイプだとか、
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ましてや、
息子のタイガ
(トライストリウム)
↑フィギュアではなく、実物スーツの正仁全(正面仁王立ち全身像)です。
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と間違えたりはせず、
ちゃんとウルトラマンタロウだとは認識できるにせよ、
実物のタロウと、
顔があまり似ていない。
写真で見るからじゃなく、
店頭でこの目でじかに見てこそ感じる、
「ダメだこりゃ=コレジャナイ」感が炸裂だった。
元になった写真になじみがあるから尚更、
↓画像は「ウルトラマンタロウ超全集」(電子版)より。
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ピンと来るのかも知れないが、
とにかく、
↓違うものは違う!
こうやって実物と並べればはっきりわかり、
「海洋堂だから大丈夫」
「原形が木下隆志氏だから大丈夫」という言い訳は通用しない。
CCP≒少年リックの方が、よほどタロウの顔そのものに思える。
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とにかく、実物画像と並べて見ればわかります。
↓画像は「決定版 全ウルトラマン パーフェクト超百科 増補改訂」(電子版)より
撮影角度、カメラから被写体までの距離とか言う問題ではありません。
↓画像は「ウルトラマンタロウ 大人のためのタロウ読本。」より。
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直接目にして、
「なんか違う…」と感じれば、
そのカンは当たってるもんなんですよ。
↓海洋堂タロウCC(左)/児童誌掲載用に目の黄色いタロウ(右)
↑児童誌掲載用に目の黄色いタロウ(左)/CCPのタロウフィギュア(右)
それに現代なら、
こういう比較検証が簡単に誰にでもできてしまえるので、
(実際にやるのは自分くらいかも知れないが)
ごまかしがきかない。
海洋堂にせよ、
木下隆志氏にせよ、
↑ハン・ソロ(1993)こそ無難な仕上がりだったが、
百発百中ではなく、
たまにしくじりますからね。
海洋堂の1992年からのSWシリーズでは、木下隆志原形でルーク(1994)もあったが、
ご覧の出来でレジンキャスト止まり。承認が下りずソフビ製品にはならなかった。
↓これがどうして、
原形みたいになったのか、ひたすら謎の造形。
当時から変わらぬ印象は「小鼻がデカ過ぎる!」
↑マーク・ハミル(左)よりも、
↓ローワン・アトキンソンではないか。
思えばこの頃から、木下隆志の造形には海洋堂社内の誰もダメ出しをできなくなっていたんだろう。「間違いを指摘する方が間違ってる」みたいな裸の王様状態。
でもって、
今回海洋堂は、
このタロウの出来がイマイチで、
正面顔が似ていないことは承知しており、
ごまかし、隠蔽を謀ったフシが色々と見受けられる。
たとえば
↓この書の、
裏表紙に本製品の全面広告があるが、
正面顔は小さく掲載され、
斜め顔がアップになっているし、
Character Classicsといえば、
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以上、
たまにはしくじる、あの人(木下隆志)あの会社(海洋堂)
でした。