2018/9/30(遙かなるユーカリが丘/シネコンウォーズ・7/場所の記憶・23)以来、
久々の「場所の記憶」
モデラーにとって、
東武スカイツリー線の鐘ヶ淵(かねがふち)駅は、ある意味で聖地。
少し進めば昔ならオオハシ模型店、
東京都墨田区東向島5−42
東武線の鐘ヶ淵駅よりも、
京成押上線の八広(やひろ)駅に近い場所には、
2006年閉店 東京都墨田区東向島6−62−11
オオハシ→欧米人の呼称「オオアシ(大足)」→ビッグフット
たしか2012〜2013年頃、
なつかしの鐘ヶ淵駅周辺を散策していると、
かつてのオオハシ模型から少し先の入り組んだ路地に、
須藤商店という玩具店を発見。
■住所
東京都墨田区東向島5丁目32-2
■最寄り駅
京成押上線 八広駅 徒歩7分以上
せっかくなので店内をのぞくと、
玩具の品揃えはありきたりでとくに掘り出し物はなかったが、
スリーエスやオオハシなどの周囲のツワモノ模型店の
「これからはガレージキットの時代だ」ブームに押されたのか、
依然として※1985〜86年頃の初回販売定価(約2万円?)で販売されていた。
山瀬まみが、この完成品の無気味さに泣き叫んでいたので、たぶん発売はこの頃。
制作者の塗装技術で、仕上がりは大きく異なる。
同商品は、2008年までに限定で再販されたが、
価格が6万円ほどに上昇していたという。
そんな貴重なキットを見つけるも、
発掘当時は経済的に困窮しており、
状況が好転したら必ず買うぞと決意していた。
ところが何年経っても一向に状況は変わらず、
そのうちに店じまいではと、
3年ほど前、2015年頃に再度訪れてみた。
電車賃も惜しいので、
もちろんチャリで行きましたよ。
シャッターは閉められており、
最近開けた気配もない。
向かいの赤壁のファンシー雑貨店に問い合わせると、
「店が開くのは望み薄」との見通しだった。
よほど閉店状態が続いていたのだろう。
そして今年2019年の冬から春、
都心への出かけがてら、
乗り降り自由のフリーパスで鐘ヶ淵駅でいったん下車、
朝早くに再び立ち寄ってみたら、
パステルカラーの看板幕が黒く塗りつぶされてしまい、
店名の部分が四角くくり抜かれ、
完全に閉店していた。
間に合わなかったぜ、
デビルマン…。
グーグルマップの須藤商店は、
まだ完全閉店前の、「ありし日の健在な姿」なので、
ここに記録しておきます。
あなたにも、思い出の店、場所の記憶がありますか?