場所の記憶(21)/横須賀・浦賀〈後編〉 | アディクトリポート

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本記事に入る前に、

前の記事(めぐりあい成田/それまくる話・83/シネコンウォーズ・4 )の訂正を。

 

記事公開の時には、すでに現実となっていた、

米トイザらスの倒産

 

それに関連して、

2015/12/12に閉店した、

トイザらス市原店がらみで、

隣接していた大型スーパー(※追跡不能:情報求む)も運動公園になっている

としたが、

地図の上下を読み違えただけで、

運動公園は不動。

スーパーは、

トライアル八幡店と判明。

ところが店舗にさっぱり見覚えがない。

小さいし、

24時間営業だったはずがない。

 

このページによれば(一部編集)、

 

千葉市の蘇我副都心にイトーヨカドーが展開するSC「アリオ蘇我」が出来た関係で、
商圏が重なってしまう「イトーヨーカドー八幡宿店」が閉店したのが、2005年4月17日でした。

——とあり、以前はヨーカドーだったと判明。

上の画像をパクッた、こちらのページによれば、

オープン当時はユニディというホームセンターが併設されていたとか。

 

閉店状態のヨーカドーの様子。

 

この跡地にはトライアルだけでなく、

ザ・ガーデンアイルというマンション2棟にも建て替わっている。

 

ヨーカドー八幡宿店で検索すると、

トライアルよりも出やすい、

「ベイシアスーパーセンター市原八幡店」は、

別の場所にあるので、お間違いなく。

 

*********************
では、今回の本題。

 
すっかり間が空いてしまったが、

これ(横須賀・浦賀〈前編←その1を改題〉/場所の記憶・20)の続き。

 

京急本線の浦賀駅から、横須賀浦賀一郵便局までたどったので、

その先に進みます。

 

おじさんの家はX印のあたりにあって、

通りを登った頂き付近に、防衛大がある

後述する、

1983年の大学4年の夏。

 

このおじさん宅を宿舎に、

卒業制作(油絵)の準備にいそしんでいたが、

なぜかこの時、

どこかから紛れ込んできたネコが庭で息絶えていた。

 

ネコというのは、飼い主に死に際を見せない動物らしいが、

とにかく「いや、うちのネコじゃないから」

ということで、

防衛大の周囲の植え込みに埋めようと考えた。

 

しかし守衛さんに咎(とが)められ、

やむなくおじさん宅の庭に埋葬するハメに。

 

ふしぎな思い出である。

 

私が小学生の頃は、

防衛大に続く斜面に住宅はなく、

畑になっていた。

 

たしか小四(1971)の頃、

庭の裏手から畑を臨み、

おじさんが鉛の弾を発射する空気銃を持ってきて、

射撃の手ほどきをしてくれた。

 

言われたとおりに引き金を引き、

おじさんは、「外したな」ともらしながらも斜面に向かい、

手に白いものをつかんで戻って来た。

 

仕留めたウサギだった。

 

今でも覚えている、

鮮烈な体験。

 

周辺はすっかり様変わりしたが、

この思い出の近隣宅の塀は健在だった。

 

現存するつるや商店に向かう

階段の少し脇に、

かどやという駄菓子屋があって、

↑この階段を下りた先ね…って、誰がわかるか!

 

そこからの帰り道、

さっきの塀の上で、ネコが交尾していた!

 

かように動物がらみの思い出が多い横須賀・浦賀だが、

文化との接点が乏しいのにはヘキエキ、悶絶した。

 

見知らぬ土地で子供が歩いて行ける範囲に書店もなく、

駄菓子屋のかどやを除けば、

×印のあたりにあった、地域向け小規模スーパーにある、

文房具売場のショウワノートくらいしか思い出がない。

 

今回の画像検索では、

そのものズバリの大きな画像は見つからなかったが、

「スペクトルマン」の梶田達二の絵柄を

↓怪獣手帳の絵柄(シール商品怪獣ハレハレにも使用された)が表紙のノートでした、たしか。

穴が開くほど見回し、

同氏が描くヒーローの拳は、

人差し指が他の指より盛り上がる実際を

反映し切れていないと気づくほど、

退屈しまくっていた、

1971年、小学四年生、10才の夏。

 

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それから7年後の1978年10月には、

ながらく入院していたおじさんが他界。

 

病院から浦賀の自宅にご遺体が戻ると聞いて、

草加から先回りして待機していた。

当日は24日か31日の火曜日だった。

 

先週がゲキ面白い展開で「続く」だった、

「未来少年コナン」の放送までに帰宅できるかが、

おじさんの死よりも心の中の優先順位が上だった、

高校2年、17才の夏。

 

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大学の卒業制作の題材に、

海岸を描くと決めて、

1983年の夏休みには、この故おじさん宅に寝泊まりして、

知人の車を借りて、

城ヶ崎まで出かけてはアクリル絵の具で下絵を描いたり、

参考写真を何枚も撮った。

※以下の画像はネットからの拝借で、当時の自撮りではありません。

だからこれ以降、

「ウルトラマン」の「怪獣無法地帯」を見ると、

多々良島の景観に、

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「ここって城ヶ崎じゃないの?」と見込み、

ネットで調べたら近くの剱崎(つるぎざき)だったり、

「ウルトラファイト」の縞状の海岸は、

確証はないものの、

城ヶ崎あたりだと睨んでいる。

 

 

おじさんの庭付きの平屋はとうのむかしに売却されて、

現在は6軒の新築が建て込んでいる。

 

最近の浦賀訪問日、

2017/8/19に話を戻すと、

前回(2008年)の足取りを頼りに徒歩で海岸沿いを目指し、

湘南京急バスで「観音崎」へ、

 

この原稿執筆のために、

ロケ地あれこれを調査中に、

観音灯台は、

「ウルトラQ」の「クモ男爵」

「ウルトラセブン」の「ダン対セブンの決闘」

ロケ撮影されたことを知る。

 

↓「セブン」劇中映像

↑現在の観音埼灯台

 

そこから別路線バス(横須賀中央行き)に乗り継いで、

馬堀(まぼり)海岸駅で下車。

 

この路線バスに乗って気づいたのが、

乗客が降り際に、

運転手に、

「ありがとうございました」とお礼を言っていること。

 

都内はもちろん、

草加でも考えられない光景だ。

 

東急の馬堀海岸駅からは、

 

来た経路を逆戻りした。

 

横浜駅で下車し、

高島屋で、

特別記念展 ウルトラセブン 放送開始50年記念 モロボシ・ダンの名を借りて

を見る。

 

展示はヘボく、

館内撮影禁止がうなずける、文化祭の展示とどっこいレベルの内容だったが、

本来の販促目的である、

ブルーレイの画質がひたすらすばらしいことだけは、

よくよくわかった。

 

 

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その後、

桜木町のTOCみなとみらい内、

とc

横浜ブルク13を初訪問。

 

『スパイダーマン:ホームカミング』IMAX 3Dの

8/11に続く2回目の鑑賞。(シアター7 N-19)

 

ティ・ジョイ、松竹マルチプレックスシアターズ、東急レクリエーション共同事業体のブルク13

は、2010年3月19日開館で、

改修IMAXが、2016年7月1日にオープン。

れっと

既存館のiMAX改修の、109シネマと同等のクオリティだが、

違いのわかる客だけを相手と割り切る高級志向らしく、

よこはま

●3Dメガネの料金は強制的に含まれた2600円。

(109シネマズも同じ。TOHO新宿はメガネ持参は100円引き)

●中央のスペシャルシートは1000円増し

——と、かなりの強気ボッタクリ料金設定。

 

スペシャルシートは1席しか埋まってなかったよ。

 

等々、色々と脱線もしましたが、

自分としてはきわめて有意義な浦賀再訪でした。