デアゴスティーニ・ジャパン (2017-03-21)
デアゴスティーニ・ジャパン (2017-04-04)
デアゴスティーニ・ジャパン (2017-04-18)
デアゴスティーニ・ジャパン (2017-04-28)
USSフランクリン
![qqq](https://stat.ameba.jp/user_images/20170128/22/addicto/a8/bb/j/o1600080013855856297.jpg?caw=800)
宇宙基地ヨークタウン
![213456789](https://stat.ameba.jp/user_images/20170326/11/addicto/98/01/j/o0720043213898641368.jpg?caw=800)
——とやってきたが、
肝心の主役、
とはいっても、
中盤までに大破し、
![6532](https://stat.ameba.jp/user_images/20161030/03/addicto/fa/63/j/o1280267013785143397.jpg?caw=800)
エンディングで蘇った、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170504/16/addicto/7a/4d/j/o1549080013928982055.jpg?caw=800)
エンタープライズNCC-1701
および改装型の
NCC-1701-Aの両艦
ただし、
オルタネイト・リアリティー(Alternate reality)=代替(だいたい)現実
もしくは
ケルヴィン・タイムライン(Kelvin timeline)と呼ばれる、
↓USSケルヴィン。
![123456789](https://stat.ameba.jp/user_images/20170128/23/addicto/83/7d/j/o1920120013855926921.jpg?caw=800)
ジェイムズ・T・カークの父、ジョージがキャプテンだった。
2009年の『スター・トレック』以降版エンタープライズ
(通称JJプライズ)についての研究は、
![だく](https://stat.ameba.jp/user_images/20131003/21/addicto/0d/b7/j/o0500093912704571244.jpg?caw=800)
今日まで後回しにしていた。
というのも、
2009年版は、
2013年の『イントゥ・ダークネス』のエンディングで、
![ki](https://stat.ameba.jp/user_images/20131003/22/addicto/86/4e/j/o0500047112704673498.jpg?caw=800)
少しだけ改修されたが、
![gtgt](https://stat.ameba.jp/user_images/20131003/22/addicto/2a/6e/j/o0500044712704681243.jpg?caw=800)
↓2009年版キットを、2013年版に改修した作例。
ただし完全再現と言うわけではなく、あくまでも雰囲気どまり。
『ビヨンド』の前半、
つまり『イントゥ・ダークネス』のエンディングと同型同形であるべきなのに、
なぜか、また形状が変更されたと知り、
しかし具体例が出そろっておらず、
記事にまとめられなかったからだ。
それがこのたび(2017/5/1)、
前にもお世話になった、
ジャンクボール・メディア(Junkball Media)が、
おあつらえ向きのビデオにまとめてくれたので、
図々しく相乗りさせてもらうことにした。
2009年版エンプラのデザイナーは、
それなりの変遷は経ていたようだが、
まるで描き殴ったものがそのまま採用されたように、
バランスや細部が煮詰まっておらず、
その不格好さが、
ファンには2009年以来、ずっと不評だった。
『ビヨンド』のデザイナー、
ショーン・ハーグレイブス(Sean Hargreaves)は、
エンディングの改装A型だけでなく、
2009年版の方まで、
わざわざ形状を変更。
↓かなり整ったのはいいが、
↑とうてい同じ艦(ふね)とは思えなくなるという矛盾が生じた。
この新しい方を、
JJプライズと区別するため、
ショーンプライズと呼ぶ人もいるらしい。
そのため、劇中では、
↓2009年版と、
同じアングルでの登場は意図的に避けられたが、
↓こうやって並べて見れば、
こんなにも違う。
『ビヨンド』エンディングのA型の図面やデザイン三面図もようやくネットに出そろい、
歴代エンプラNCC-1701 およびNCC-1701-Aを並べると、こうなる。
さて、作劇的には不必要な、
2009/2013型JJプライズから
2016型ショーンプライズへのモデルチェンジは、
なぜ行われたのか。
ハーグレイブス本人は明言を避けているが、
↓チャーチのデザインのいいかげんさが、
プロのデザイナーとして耐えられなかったことに加え、
↓自分がA型をデザインするにあたり、
↑TOS版のエンプラ、つまりコンスティテューション級に“寄せる”ことにして、
改めて
「2009/2013型JJプライズって、
なんでTOS版じゃなくて、映画版改装型に寄せたんだ(アホか!)」
と疑問が湧き、
自分が後続艦A型でその矛盾を解消するなら、
↓オレ版の前任改修型の方は、
↑残ったもう片方の、映画版オリジナルに近づけるしかないと考えたのでは?
ライアン・チャーチは、
『スター・ウォーズ エピソード2』(2002)で、
前任のメカデザイナー、
↓ダグ・チャンをどかしたものの、
↑メカデザインじゃないが、こんなセンスのない絵を1枚でも描く人間に、仕事を任せる方がどうかしている。
結局JJプライズという失敗作を残したんだから、
その実力は推して知るべし。
でもって『フォースの覚醒』(2015)
『ローグ・ワン』(2016)でSWに復帰してしまった、
ダグ・チャンに端を発する、
SWとSTメカデザインの悪しき伝統は、
次第に洗練されていく過程(リファイン)が失われ、
ほぼ原案のままが最終案に達していること。
あるいは、明らかに原案の方が優れ、
最終画面が見劣りすること。
↑『フォースの覚醒』本編では、これほどのビジュアルインパクトはなかったはず。
しかしショーン・ハーグレイブスは、
真のデザイナーの資質があるので、
この、ただれた業界の惨状を即座に見破り、
自分はその轍を踏まないように、
相当に完成度の高い原案を提示しながら、
劇中の最終画面に登場するものは、
↑さらに細部を煮詰め、磨き上げている。
こうした幾多の変遷も影響してか、
『ビヨンド』版の“まともな”エンプラ立体商品(模型・玩具とも)は、
一切出ておらず、
かろうじて、プロモタイアップ商品のいくつかに、
その姿をとどめるだけである。
↓こちらは2009年版JJプライズなのでお間違いなく。
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