これ(ダークなやつら・前編/全名鑑〈番外編E〉/ニセモノの奥深き世界5 )
の続き。
正義のウルトラマンと対にならず、
裏バージョンでない、
悪のウルトラマン個別の存在として、
カミーラ 2000/3/11
ダーラム 2000/3/11
ヒュドラ 2000/3/11
——に続く、
ダークファウスト 2004/11/13は、
正体の斎田リコ(中丸シオン)に、
顔の輪郭や表情が似せてあり、
それだけに華奢な印象を与える。
ならば、
↓ファウスト(左)を操っていたダークメフィスト(右)2005/1/8は、
正体の元ナイトレイダー副隊長、
↓(右)溝呂木眞也=みぞろぎしんや(演:俊藤光利=しゅんどう みつとし)
の顔つきに似せているはず。
ところがメフィストは、
溝呂木と一体化する前から、
すでにこの顔つきだった。
まあ、それは作劇の都合で、
デザインの段階では正体が男性なので、女性的なファウストの
下顎が張り出した、男性的な顔つきに区別したんだと思う。
結局、メフィストの顔は溝呂木とは無関係に、
単に男性の“闇の巨人”の素顔と言うことになったおかげで、
三沢広之(演:竹内義人)が正体の、
ダークメフィスト(ツヴァイ)2005/5/21も、
目が赤く発光する以外は、
メフィストと外見は変わらない。
第32話(2005/5/21)で再登場したダークメフィストは、人の心を取り戻した溝呂木が光の力で変身したため、メフィストクローを格納していた。
デザインモチーフは死神。
そのため、背骨や肋骨状のモールドが入っている。
ツヴァイの目を赤く光らせたのは、
ファウストもメフィストも発光部分がないため、
ただでさえ陰気な話の「ネクサス」で、
暗い画づくりばかりが続く中、
ささやかなアクセントにはなったろう。
また、「ネクサス」劇中ではこの後で登場する2005/6/4が、
存在の公表は2004/6/1と、うんと早かった、
ダークザギの赤目とも、
すんなりつながる結果にもなった。
ウルトラマンネクサス TV COMPLETE DVD-BOX
posted with amazlet at 16.11.20
バンダイビジュアル (2012-08-24)
売り上げランキング: 48,249
売り上げランキング: 48,249
陰鬱で独特な世界観の住人であるダークメフィストに、
再登場の機会など訪れそうもなかったが、
意外や、10年後の映画
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』2015/3/14に、
エタルガーの能力によってネクサスの記憶から具現化したエタルダミーとして登場。
時空城の第一階層にて待ち伏せており、ネクサス(アンファンス、ジュネッス※下記コメント参照)との激しい一騎討ちを繰り広げる。
劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!! [Blu-ray]
posted with amazlet at 16.11.20
バンダイビジュアル (2015-07-24)
売り上げランキング: 58,099
売り上げランキング: 58,099
●ダークザギ 2004/6/1
●ダークファウスト 2004/11/13
●ダークメフィスト 2005/1/8
●ダークメフィスト(ツヴァイ) 2005/5/21
——とくれば、
次のダークは、
●マンダーク 2013/11/27
※旧名・ウルトラマンガイスト 2009/11/21
●セブンダーク 2013/12/4
※旧名・セブンガイスト 2007/11/17
——なのだが、
マンダーク、セブンダークについては、
たまたま先日の記事(アツイ胸の勘違い野郎〈初代マン編〉)で取り上げたので、
そちらを参照。
さらにnanasiさんからのコメントで、
マンダーク/ガイストのスーツの元になったのは、
ウルトラマンキヨタカ 1995/12ではなく、
ウルトラマンアンドロイドではないか、
——とのご指摘をいただいたので、
近日中に、
この謎の「アツイ胸の勘違い野郎」についても取り上げる予定です。