スタートレック・スターシップ・コレクション全国版(48) 2016年 4/5 号 [雑誌]
posted with amazlet at 16.03.24
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-03-08)
スタートレック・スターシップ・コレクション全国版(49) 2016年 4/19 号 [雑誌]
posted with amazlet at 16.03.24
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-03-22)
この記事(グリソムNCC-638/こだわる理由Ⅺ)で、
ヴァージル・アイヴァン・"ガス"・グリソム(Virgil Ivan "Gus" Grissom)のことを、
アポロ1号の火災で死亡し、
その前のマーキュリー計画でも、ポカの目立った、
——と紹介したら、
グリソム飛行士の名誉のために言っておきますが、彼の搭乗したマーキュリー宇宙船が「沈没」したのは、ハッチの動作不良によるもので、彼の責任ではありません(『ライト・スタッフ』ではそのあたりがうやむやでしたが…)。
ハッチは後になって改良されたのですが、かえって開くことが難しい代物になり、彼がアポロ1号の火災で亡くなったのもそのためだとされています。皮肉な話です。
ちなみに、マーキュリー計画で本当にポカをやったカーペンター飛行士は、その後の任務に就かせてもらえませんでした。
——というコメントをいただいた。
ライトスタッフ 製作30周年記念版 [Blu-ray]
posted with amazlet at 16.03.25
ワーナー・ホーム・ビデオ (2014-06-04)
売り上げランキング: 4,081
売り上げランキング: 4,081
ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)
posted with amazlet at 16.03.25
トム・ウルフ
中央公論社
売り上げランキング: 291,526
中央公論社
売り上げランキング: 291,526
そうでしたか。
「ポカの目立った」
ではなく、
「何かとケチのついた」
とすべきでしたね。
ジェミニよ永遠に―ある宇宙飛行士の遺稿 (1968年) (ハヤカワ・ノンフィクション)
posted with amazlet at 16.03.25
ヴァージル・ガス・グリソム
早川書房
売り上げランキング: 1,861,288
早川書房
売り上げランキング: 1,861,288
それで思い出したが、
「グリソム」って、やっぱりケチがつきやすい
(=なにかとトラブルに見舞われやすい)
悲運の名前なんですよ。
USSグリソム(NCC-638)の、1/537スケールキットについては、
さすがにもう書き尽くしたが、
グリソム全般となるとその限りではないので、
思い出したあれこれを書き記しておこう。
【2枚組/完全収録盤】スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!(Star Trek III: The Search for Spock )
posted with amazlet at 16.03.25
ジェームズ・ホーナー(James Horner)
FSM/Rambling Records (2010-06-15)
売り上げランキング: 295,508
FSM/Rambling Records (2010-06-15)
売り上げランキング: 295,508
『スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!』の1984年。
スターウォーズのMPCキットと、
スタートレックのERTL(アーテル)キットを、
どちらも輸入販売して調子こいてたツクダホビーが、
唐突に
↓こんな商品を発売した。
船種のチョイス(№1=TOS版ドレッドノート、ヘビークルーザー/№2=トランスポート、スカウト、デストロイヤー)も、スケール(1/3788)も不可解。
↓この動画を見て判明したが、
1975年のフランツ・ジョセフ著
「スターフリート・テクニカルマニュアル」に基づく、
「スターフリート・バトルズ」
というRPG(ロールプレイング・ボードゲーム)用のコマだった。
材質はプラのインジェクション(通常のプラモデルの成型方式)で、
スタンドの形は円形だった。
ツクダからも、自社版のST・RPボードゲームは出てたので、
それ用のコマだったのかも。
※詳しくは知りません。
ゲーム「スターフリート・バトルズ」は、パラマウント非公認かつ無版権。
時期的にも、コマはTOSの宇宙船(及びその派生型)のみに限定されていた。
結局、ツクダ版ミニチュアは後が続かなかったが、
1983年からアメリカでは、
映画版を含むST登場の全艦船を統一スケールで揃えられる、
メタルミニチュアが展開されていた。
それがFASA
(ファサ NASAのもじりで、最初の‘N’をFederationの‘F’に置き換えた)の、
「スタートレックRPG」ボードゲーム用のコマで、
こちらはれっきとした正規ライセンス商品。
1/3900スケールの、ピューター/錫(すず)製のミニチュアは、
↑1985年のFASAの広告写真。そうそうたる顔ぶれ!
↓モデルエース。
日本でも、
モデルエースやオオハシなどの、メタルフィギュアを扱う模型店が、
↑ありし日の、オオハシ模型。
独自に仕入れて販売していたようだが(未確認)、
1984年からはサンスイート氏と親交があったので、
彼に頼んで、現地「ショッピングモール」
(は和製英語で、正しくはギャレリアとかギャラリア=日本の「ららぽーと」)
のゲーム店でまとめ買いしてもらった。
ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [Blu-ray]
posted with amazlet at 16.04.01
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2015-06-24)
売り上げランキング: 877
売り上げランキング: 877
ラインナップには、ゲームオリジナルの宇宙船まで含まれており、
となれば当然、
テレビ、映画劇中の宇宙船はもれなく網羅。
『ST2/カーンの逆襲』(1982)のレギュラ・ワンまで入ってたから、
↓劇中のレギュラ1(ワン)は、
↑1作目『TMP』(1979)の軌道オフィスの上下を逆転させただけ。
その流れから、
↓グリソムを含む『ST3』の主だった宇宙船も全艦そろっていただけに、
↑こういうグリソムを手元に置けると期待してたが、
私が入手したものには、
なぜか船体底部の、
↓以下の2点は、ファン制作のCGモデル。
サーフボードみたいな、
流線形のパーツが欠けていた。
不良品かよ!
そこらへんがなんとも、グリソムっぽいなあ、
と思った。
FASAミニチュアは、
ディテールや造形は感心したが、
なにせ材質が柔らかすぎて、見た目が金属なのに、
改装型エンプラの翼(パイロン)なんか、
ペナペナのバキバキ(簡単に折れる)。
とてもワープエンジンの重さを支えきれず、ヘナッとしおれてしまうらしい。
結局、生き残った手持ちの未組み立て状態のメタルキットたちは、
2002年以降にヤフオクに出したら、
最初の1点こそ熾烈な争奪戦となったが、
それ以降は最初の落札者が無競争で全種を買ってくれた。
その時もグリソムだけは、
パーツ欠品のため、出品できなかった。
さて、今回の記事のために、
「FASA」「グリソム」で検索し、
①1984年に品番2519でFASAから発売。ISBN 0425066444
②1985年に同社より同品番で再販。
③1985年に、英国のFASA提携先、シタデル(Citadel)から、品番ST19で発売。
④1988年に、2519でFASAより再々販。
⑤1988年に、SS2519として、ロークリフ(Rawcliffe)より発売。
⑥1991年に、RF793として、ロークリフより再販。
——と、都合6期があると判明した。
↓どうやらロークリフ版は、他の同社製品と同じく、
組み上がった状態で発売された模様。
TNGの新艦船は、もはや1/3900スケールではないらしい。
FASA製品の詳細なリストは、こちら。
さらに製品パッケージ画像をチェックしたら、
↓これが①
サーフボード状の部品だけでなく、スタンドも見あたらない。
(スポンジに隠れてるのか?)
なんのことはない、
オレのだけじゃなく、グリソムは全品、
パーツ欠品だったと判明!
↓1985年版②では、
ようやくまともな製品に。
しかし英国シタデル版③は、
①と足並みを揃え?、サーフボードのパーツ欠品。
↓FASAから3度目の発売となる④
さすがに完品です。
↓ロークリフ版。組立済みかつ塗装(スミ入れ)済み?
品番がないので、⑤か⑥かは不明。
いやー、グリソムって、
なにかとケチのつきやすい名前なんですね。
オーベルト級については、こちらで(英語情報)。
グリソムのスタジオモデルについては、こちらで(英語情報)。
そういや、
「ザ・グリソムギャング」という
シネマバーがあった。
神奈川県川崎市麻生区の、たった21席のミニシアター(35mmフィルム上映+ドルビーデジタル音響)と隠れ家的バー(40インチスクリーン、プロジェクター、DJブースあり)が併設された空間、それがシネマバー「ザ・グリソムギャング」
2002年の8月3日に開店、
ビルの老朽化により、2013年11月をもって閉館。
幸福な食卓 プレミアム・エディション [DVD]
posted with amazlet at 16.03.25
ジェネオン エンタテインメント (2007-06-22)
売り上げランキング: 77,512
売り上げランキング: 77,512
『幸福な食卓』(2006)の小松隆史監督に会えるというので、
たしか2009年の、『奇談』(2005)上映の時に行ったことがある。
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2014-06-25)
売り上げランキング: 71,334
売り上げランキング: 71,334
なんで2009年と覚えているのかというと、
意外や、小松監督はSWやSTが大好きで、
2009年版『スター・トレック』の話になり、
エンジンルーム(機関室)のロケ撮影を、
バドワイザーのビール工場で行ったことに、
「さすがにあれはないだろ」とおっしゃっていたので、
よく記憶している。
スター・トレック [Blu-ray]
posted with amazlet at 16.03.25
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2013-07-19)
売り上げランキング: 1,964
売り上げランキング: 1,964
ちなみに「ザ・グリソムギャング」(The Grissom Gang)とは、
1971年のロバート・アルドリッチ(オルドリッチ)監督作、
「傷だらけの挽歌」の原題で、
ガス・グリソム飛行士とは無関係だが、
とにかく10年かそこらで、閉店の憂き目に遭ってしまいました。
教訓:グリソムを商品名や店舗名に使うのはキケンです。