35年の時を経て丸越を語る〈その1〉 | アディクトリポート

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※諸般の事情により、昨日に続き、
テーマは「ウルトラマン」です。

「恥ずかしい写真」は、
1979年の「ザ☆ウルトラマン」ですっかり頓挫してしまい、
かーど
そこからあちこちに話題が枝分かれしたまま、
続きのエイティとユリアンの検証に戻るめども立たないまま、
いうり
今日に至る。

しかし一方で、
枝分かれした話の方、
怪獣消しゴムについて、
ですよね
まだ話しておくことがあるのを思いだした。

思い出すきっかけは、
8月8日に発売された、
ツミコレ スター・ウォーズマニア
ぷれえぷれ
——を店頭で見かけたから。

ツミコレ スター・ウォーズマニア 01
ハピネット (2015-08-08)
売り上げランキング: 15,349

ツミコレ スター・ウォーズマニア 02
ハピネット (2015-08-08)
売り上げランキング: 12,923


うわっ、なっつかしいなあ。
reikokku
丸越(まるこし)のマークじゃん!

もしかして、ブルワーカーみたいに、
うってる
まだ生き残ってんの、丸越も?

ツミコレの箱の裏を見たら、
販売代理店がハピネットで、
発売元がプレックスとなっている。

だったらロゴマークは、プレックスの頭文字のPで、
れっくす
それ以前にポピーのPだったんじゃないの、
と思われるでしょうが、
ポピーのロゴマークは、こちら。
nessy

でもって、丸越の商品にあしらわれているマークが、こちら。
ばさど

もちろんPはポピーの意味だけど、
あえてカタカナの本家と別ロゴにしてるのは、

みるこ

ポピーのサブライセンス製品(お下がりや廉価版)として、区別しているため。

inku

つまりほら、タカラとオリオンみたいな関係ですよ。

「丸越」で検索して、さかのぼれる一番古い商品は、
丸越玩具のパンダ三輪車で、
はただ
これは、改造サイクロン号よりはむしろ、
↓ブリヂストンのドレミ仮面ライダー自転車のカウリングを、
kuwagata
さりげなくあしらった、
隠れキャラ商品で、
teddo
発売は2号ライダーが現役の、
1972年頃と思われる。


社名からも商品傾向(バンダイのお下がり商品)からも、
この丸越玩具が株式会社丸越の前身で間違いなさそうだが、
なにせ記録にさっぱり行き当たらないので、
断定はできません。

株式会社丸越で行き当たる最後の記録は、
特許の登録で、
発行日は、2002年10月31日、
その時の丸越の所在地は、
東京都台東区今戸2丁目26番5号
——となっている。

丸越には、会社名に則したMKマークがあって、
kemono当然ポピー提携後のPマークより先に、こちらが存在したわけだが、
ウルトラ怪獣消しゴムで一躍名を馳せた後も、
1983年から1987年までのキン消し(キン肉マン消しゴム)や、
1989年から1996年までのドラゴンボールZ商品まで、
一貫してポピー、バンダイが商品化権を持つタイトルの廉価商品を、
Pマークをメインで必ず表示し、
MKマークは出したり出さなかったりで発売し続けた。

意図したわけではなく偶然だろうが、
Pマークは丸越の「マ」の変形に見えなくもない。

「仮面ライダーBLACK」の、1987年頃には、丸越プレックス
(※詳細不明)という時期もあったようだし、
ハーティロビン(=ハピネット系列会社)製品でもPマークがあしらわれるなど、
厳密な使い分けはないらしく、
とにかく「丸越死すとも、Pマークは死なず」で、
このたびの、ツミコレSWマニアにつながったわけ。

というところまでで、
今回はおしまい。

この続きは、また今度。