フェイズⅡエンプラの模型(前編) | アディクトリポート

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6/28付けの記事以来、
なかなか頓挫している案件、
スタトレの「フェイズ2(Ⅱ)」エンプラ記事。

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そこで少し趣向を変えて、
このフェイズ2エンプラの立体化・模型に目を向けてみたい。

ここでいう「フェイズ2エンプラ」とは、
↓マット・ジェフリーズがデザインし、
ちか
なる

↓ブリック・プライスと、
たりふ
↑ドン・ルースが造形したものを指す。

2011年に、エイプリル・ウェルス(April Welles)が、
amt/ERTLの、1/537スケールキットを改造して、
フェイズ2版FSSエンタープライズとして完成させた。

……のはいいんだけど、
パッと見ても、なんかどっちつかずというか、
映画版エンプラに、塗装もディテール(細部形状)も寄せすぎで、

まん

そうそう、これこそ『フェイズ2』のエンタープライズ
という感想につながらない。

おいおいう

インパルスエンジンの形とか、
もっとTOSの元祖エンプラ近いはずなんだけどなあ……。

ねっっs

せっかく形状をきちんと再現したワープナセルの末端には、
“Federated Empire of Matriarchs”
(Matriarchsとは、「女性中心社会」「母系集団」の意味らしい…)
という、
なんのことだかサッパリわからない船籍も刻まれてるし。

と思ったら、なんとエイプリルという名前からわかるように、
ウェルスさんは女性モデラーで、その筋には、“キット改造ガール”の異名で知られていた。

船籍はともかく、
結局、未製品化・未立体化の溝を埋めようとしたのか、
「ワタシ流設定」に酔いたかったのか、
どっちつかずなところが、
中途半端な印象を与えてしまっているんでは?

まあ、あくまでも
↓この時期、つまり
さいく
映画版スタジオモデルの準備期、
マジカム製の初期型

jizou
の再現であって、
「その前」のバージョンを期待する、
こっちの方が勝手なんだろうけど、
そもそもエイプリル氏本人が、
表題に、
Phase II FSS Enterprise
(フェイズ2 FSSエンタープライズ号)
と掲げてるところから、勘違いが始まったわけで。

もっと、そのものズバリの、
フェイズ2エンプラ
は出て来ないのか?

ってところで、つづく。