はからずもの続編 | アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

この記事(職人の腕が落ちる時)で、
「自転車のタイヤの空気補充が欠かせない」
と書いたら、
バイク乗りのmaeokaさんから、
「スプレー式では気化が避けられず、一次補充にしかならなくて当然」
という主旨のコメント
をいただきました。

もちろん、ご指摘に異論はなく、
コメントには感謝してるんですが、
それにしてもの、
異常な空気の減りよう+頻繁に補充が必要
ではあったんです。

そしたら、このたびはからずも、後追い記事を書くことになりました。

私の元記事は味気ないんで、
もう少しこの自転車屋さんのお人柄や、
この店の地域に果たした役割は、
このブログ記事で知っていただくとして、

結局このお店は、
後継者もいないため、
41年余の歴史に、幕を下ろすことになってしまいました。

さいかい

奥様の筆と思われますが、
見事な達筆ですね。

さいくる

24日の晩に、「あのお店、どうなっちゃうんだろう」と、
家から歩いてすぐなので立ち寄ってみたら、
この張り紙が見つかった。

今日(25日)、昼間にまたしても空気を補充したチャリで、
別件の用事を済ませる前に、
再び立ち寄り、
この撮影をしたんだが、
その後たちまち、
後輪の空気が急速に抜け始め、
今では完全にパンクしている。

つまり最近のマイチャリの不調は、
ご店主のここ最近の不調や、ついにの絶命とシンクロしていて、
タイヤなりに、共に闘病し、共に命尽きていたというわけ。

なので死に際に「腕が落ちた」のではなく、
魂が、手がけた仕事に乗り移っていたのであった。

おいそれと、誰にもできることではありません。

でもって、パンクを修理しなければならなくなって今さらながらに、
渡邊サイクルが閉店したら、
どこに持って行けばいいのかと途方に暮れて、
なくして初めて気がつく、ありがたみに思い至った。

このブログだって、
前の記事だけで終わりにしてしまわないように、
今日の出来事を通じて、こうして書かされているわけですよ。

なので、かなり遅いが、
「おじさん、これまでありがとう」
と、この場を借りてお礼申し上げます。