大雪の余波〈その2〉/場所の記憶(6) | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

大雪の余波、第2弾。

2/8の土曜日は、知人のワンフェス手伝いで、
大雪の中、搬入作業にいそしみ、

2/9の日曜日は、開催が危ぶまれたワンフェス会場で、

mんmんmn

持ち場から片時も離れず。

ホールはともかく、
連絡通路(本来ならコスプレ会場になるはずのフリーゾーン)からは時折、
「ズシン」「ドスン」と鈍く重苦しい震動音が響き、
パラパラと粉状のものが舞っている。

屋根の雪が落ちているのはわかるが、
その音と震動が尋常ではなく、ほとんど事故や災害レベル。

人づてに聞き、帰宅後に確認すると、屋根の採光用の透明板の材質が、雪の重みに耐えらずに各所で割れて、

yuki

地面のそこここに雪が降り積もり、急遽立ち入り禁止になって、

ゆか

コスプレ会場は、別に移動されたとか。

45年ぶりの大雪の猛威、ここにきわまれり!


45年ぶりってことは、前の大雪は1969年、自分がまだ8歳の、小学校2年生の時か…。

ああ、あの日のことだな。

幼稚園前から中一まで住んでいた松原団地。

今は駅の反対側に住んでるが、団地はいよいよD地区の解体が始まることが告知された。

そのD地区にあった北谷小学校が2008年に取り壊されて、
りぼーん
2009年に松原小学校に生まれ変わったが、
ここで45年前の小二の冬に、かなりの大雪が降った。

でもって小二のゲタ箱は、
C地区に面した、ほりで酒店の隣側だった。

ほりで

下校になってゲタ箱を開けると、平たい紙袋が靴の上に乗っかっていた。
「なんだこれ?」
と思い、ゴミだと勘違いして、降りしきる白い雪の地面に放り捨て、
帰宅してみると、母が手袋を買って、ゲタ箱に入れてくれていたのだと知った。

その手袋を、放り投げてしまった…。

それ以来、記憶が混同しており、
目にしていないはずの、手袋を持ってきた母親の光景を、なぜか覚えている。

最近も小学校の脇を通って、
45年前のそのことを思い出したばかりのところに、
再び訪れた、今回の大雪。

何かの大きな区切りのような気がします。