また、実に久々に、この番組自体にも立ち返る。
セブンの変遷イラストも、色々目にした覚えがあるが、
↓これはこの番組で、生まれて初めて見た！
＊各所にリベット打ちのプレート
＊全身アーマー（鎧／よろい・甲冑／かっちゅう・装甲板）
＊関節の蛇腹に
＊頭部のアンテナと、
まるでロボット。
なんとなく、
↓桑田次郎のヒーローっぽい。
ネットで検索しても、
↓小さい画像（左）しか見つからず、
企画タイトルが「ウルトラ警備隊」の頃の、レッドマンの最初期案らしい。
で、「セブンがロボット」時代は、１案のみで、あっさり終了。
↓装甲板が身体の各所を覆うロボットというコンセプトは、
↑46話「ダン対セブンの決闘」の、にせウルトラセブン（「ニセ・ウルトラセブン」と、カナ表記ナカグロ付きもあり）で、一応、復活している。
ウルトラマン（ウルトラ戦士）と巨大ロボットを平気で並び立て、同列に扱う感覚は、後年の雑誌企画「ジャンボーＸ」（1970）で、プチ復活する。
「小二」連載の第一話にはジャンボーＸではなく、ウルトラセブンが登場。
ジャンボーＸは、ウルトラセブンの弟という設定。
なんで宇宙人の弟がロボット（ですよね？ このデザイン）なのか、わけがわからん。
おまけに「ウルトラ」セブンの弟なのに、「ジャンボー」Ｘって、どういうこと？
で、この後の変遷は、順当に宇宙人（ウルトラマンの同族）風に落ち着き、
↑右から左へと、古くて実物に遠い案から、新しくて実物に近い案へ。
取り上げるトップバッターは、
一番右のバージョン。
カラー版は、ネットで見つけたのは、これだけ。
勇者ライディーンのフェイスガード脇の張り出しみたいな、
扁平な角が、頭の両脇に生えている。
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成田亨氏は、ウルトラシリーズのデザインオリジネイター（始祖）だった自分を、後年の円谷プロが冷遇したことをこころよく思えず（あたりまえ）、「ウルトラの父は大嫌い」（おそらく角の存在が、ウルトラ族のコンセプトに反するから）だったし、タロウを「セブンに角をつけただけ」と見下していた。
だが、自分だって、角つきウルトラマン（ウルトラ戦士）のコンセプトを（不採用になったとは言え）描いていたわけである。
残りの案については、また続く。